パディントン / Paddington

パディントン / Paddington

『パディントン(Paddington)』とは、イギリス作家マイケル・ボンドの児童小説「くまのパディントン」を実写映画化した2014年制作のファミリー映画。ペルーのジャングルから、住む家を探しにロンドンにやってきた礼儀正しいクマが、ブラウンさん一家と出会い、大騒動を巻き起こす物語。全世界で320億円超えの大ヒットを放った作品。

パディントン / Paddingtonのレビュー・評価・感想

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パディントン / Paddington
6

動物と人間の絆物語

もともと親のいなかった熊パディントン。おばさんに助けられ育つが、老熊ホームへと入ることになったおばさんと離れて自立へ。探検家の言う通りにこの機会にロンドンへと向かおうとするパディントンの勇気。育ての親がいるジャングルから人間の世界へとやってくるという展開から物語がスタートする。
偶然出会ったファミリーに親切にされて共に暮らすようになる。なぜ、人は熊であるパディントンを受け入れたのか、まるで人対人の出会いのように、ごく自然と家族に迎えられてゆく。そのあたりの不自然さを感じさせない明るさ、温かさがパディントンを受け入れたファミリーにはある。そこが児童文学作品らしさ。
パディントンはジャングルを訪れた冒険家を探そうと試みるが、事実は悲しいものだった。
その後、街にも家族にも馴染んだ熊のパディントンが巻きこまれる事件は、パディントンと家族の絆さえ強化してゆく。
子供の心で映画を楽しむとベスト。なぜ?などと深く考えてはならない。
児童文学作品として動物愛護、人畜共存のメッセージが隠されているのかもしれない。
ママの描くデザイン、ママのファッションセンス、英国の街並みや家、家具なども映画の見どころとなる。

パディントン / Paddington
7

パディントンがかわいい

昔、叔父夫婦が世話になった探検家をさがしに、くまのパディントンがロンドンに行く話です。赤い帽子のパディントンはとてもかわいかったです。
昔のロンドンはよそものに優しかったのかもしれませんが、今のロンドンの人たちはいそがしくて、パディントンが声をかけても答えてくれず、パディントンはヘトヘトになります。ここらへんは魔女の宅急便ぽくてよかったです。今までとちがうところに行くのとか大変だよねと思いました。
それからなんやかんやあって、とある家族のお世話になります。パディントンがブラウン家に初めて入って、いろいろ戸惑うところがおもしろかったです。たしかに知らないと使い方わからないよねってものばかりですもんね。ブラウン家のパパが、かわいくても熊は熊だとパディントンを警戒しているのもよかったです。ぬいぐるみとかだとかわいいけど、熊はたしかに怖い動物です。えらいな、パパと思いました。
原作の「くまのパディントン」は読んだことはありませんが、とても面白かったです。イギリス一紳士なくまというのも過言ではありませんでした。私はピーターラビットとかくまのプーさんとかも好きなので、くまのパディントンも読んでみようかなと思いました。