きゃりーぱみゅぱみゅ / Kyary Pamyu Pamyu

きゃりーぱみゅぱみゅ / Kyary Pamyu Pamyu

きゃりーぱみゅぱみゅとは、日本の歌手である。正式名は、きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅ。原宿系ファッションが特徴。
2009年に、ファッション誌である『ケラ(KERA)』に登場したのをきっかけに、読者モデルとして活動を開始。2010年に歌手活動をスタートさせ、高校を卒業した2011年には、中田ヤスタカプロデュースによるミニアルバム『もしもし原宿』でメジャーデビューを果たした。その後、シングル『つけまつける』をリリース。73か国で先行配信もされており、邦楽アーティストとしては史上最多を記録した。
2012年には『第63回NHK紅白歌合戦』に初出場し、「ファッションモンスター」と「つけまつける」の2曲を披露。2013年には、自身初となるワールドツアーを開催し、8つの国と地域、13都市で公演を行った。2016年は、デビュー5周年を記念し、初のベストアルバムを発売。2021年には新レーベルの「KRK LAB」を発足させている。

きゃりーぱみゅぱみゅ / Kyary Pamyu Pamyuのレビュー・評価・感想

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きゃりーぱみゅぱみゅ / Kyary Pamyu Pamyu
10

ポップの裏側には、芯の強さと真面目さが

きゃりーぱみゅぱみゅは、ヒット曲が何曲もあります。ほとんどの人が知っている曲があるというだけでも、アーティストとしてすごいなと思いますが、それだけでなく、努力を続けて進化し続けているのを知ってほしいです。リップシンクのパフォーマンスが多かったですが、フェスやライブハウスでのパフォーマンスは生歌だったりして、テレビとはまた違う一面が見られます。ファンでも、ファンでなくても楽しめるようにライブを工夫してくれているので、誰も疎外感を感じることなく楽しめるパフォーマンスになっています。ライブのコンセプトもしっかりと作り込んで、見所も分かりやすく説明をしてくれるので、毎回楽しめます。
Drinkerという曲は、ファンに人気の曲なので、一度聴いてみてほしいです。ゆるやかなシティポップで、きゃりーちゃんの良さが出ていると思います。また、きゃりーちゃんは香水とか、香りが好きで、ライブグッズや自身のブランドの香水をプロデュースしています。2020年には、金木犀の香りのブランドを立ち上げました。天国のマリリン・モンローに、夜は何を着て寝るのか?という質問に、シャネルの5番じゃなくて、自身のプロデュースした香水の名前を挙げてもらえるように頑張りますと言っていて、いつも通り目標が高くてスケールが大きいなと思いました。アーティストとしても、それ以外の分野でも、活動を続けていってほしいです。

きゃりーぱみゅぱみゅ / Kyary Pamyu Pamyu
10

総合芸術家

一世を風靡した、きゃりーぱみゅぱみゅ。
なぜ、そうなったのか。
個人的な見解を、述べたいと思います。
まず、なんといっても『名前』だと思います。
キャッチーなのに、言いにくい。
ここが最大のポイントと言えるのではないでしょうか。
ついつい練習して、言えるようになりたくなる名前ですよね。
音楽番組でもMCが噛んでしまうことが多々あります。
ひらがなで表記することでかわいげもあり、キャラクター感が演出されています。
次のポイントは、『キャラクター』。
プライベートでも露出しているようで、実はなにもわからない。
これも完璧に計算された、演出だと思います。
お部屋の映像や、愛犬のあめちゃんなども人気です。
SNSでは私服もよく公開してくれていて、どこか近い存在に感じます。
ところが、実際に着ている服はブランド物ばかり。
お部屋もきれいに整頓されていて、まるでスタジオのようです。
これが近付けそうで近付けない、憧れとなるための演出なのではないでしょうか。
ファンの夢を壊さない、素晴らしい配慮と感じます。
また、トークを聞いていても、実は核心に近いようで全く近くない、考えられた回答のみなんです。
本人の頭がすごくキレるのか、台本がすべてあるのかはわかりませんが、素晴らしい制作力です。