ROTTENGRAFFTY / ロットングラフティー

ROTTENGRAFFTY / ロットングラフティー

1999年に京都で結成され、一度もメンバーチェンジすることなく、活動を続けてきたロックバンド・ROTTENGRAFFTY。
ラウドやスカ、パンクなど様々なジャンルを貪欲に取り入れた楽曲と、巧みに絡み合うツインボーカルが特徴的である。
ボーカルNOBUYAの声帯ポリープ除去手術などのトラブルもあったが、現在ではCDリリース、ライブを精力的に行っている。

ROTTENGRAFFTY / ロットングラフティーのレビュー・評価・感想

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ROTTENGRAFFTY / ロットングラフティー
10

激アツ!京都のドブネズミ

1999年から活動をしている京都のロックバンドです。メンバーはNOBUYA、NAOKIのツインボーカル、作詞作曲を中心的に手掛けるギターのKAZUOMI、ベースの侑威地、ドラムのHIROSHIの5人体制です。今年で20周年を迎える長寿バンドですが、2000年代は苦労が多く、小さなライブハウスで頻繁にライブを行って頑張って活動していました。
ビジュアル的にはタトゥーがはいっていたり、メイクをしたりとV系的要素がはいりつつ、曲はヘドバンやサークル、モッシュが起きる激しいものが多いです。シャウトも多く入っています。一番有名な曲は「金色グラフィティー」という、バンド名とも似ている曲です。倭のテイストが取り入れられたPVはとてもかっこよく、初めて聞いて好きになりました。ライブでは「輝きつづけろ」の掛け声で始まることが多くファンと一緒にうたいながら始まるので、最初に聞くのにとてもおすすめです。
アルバム「PRAY」に収録されている「70cm四方の窓辺」では激しさのあるバラードで、このバンドを救ってくれた現所属事務所の社長松原さんを思いながら作った曲です。
。大切な人のことを思いながらうたうと本人たちも話しており、うたう姿からは一層気合いを感じます。
一番の魅力はライブです。しゃべりがアツく、「全員跳んで来い」とお客さんをあおったと思えば、「ロットンは具合の悪い人を放っておくことは許さない。倒れた人が出た場合はすぐに演奏を止めるから。」と優しい一面を見せてくれます。顔を覚えているファンにはどんなに遠くから見ていても手をふったり合図をくれ、本当にファン思いのバンドです。いかついビジュアルが相まって、とてもプラスの面でギャップを感じます。
少しでも気になった方はアルバム「PRAY」から聞いてみてください。「寂寞」や「Start」のような激しい曲から、「アイオイ」「Just One More」のようなバラードまでひとつひとつ意味のこめられた素敵な曲をぜひ聞いてください。