やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 / 俺ガイル / My Teen Romantic Comedy SNAFU

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 / 俺ガイル / My Teen Romantic Comedy SNAFUのレビュー・評価・感想

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やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 / 俺ガイル / My Teen Romantic Comedy SNAFU
8

残念系ぼっち

黒髪ロングの美少女である雪ノ下雪乃が所属する奉仕部に入ることになった比企谷八幡。のちに由比ヶ浜も参加し基本的には3人で活動していくことになる。
この作品の面白いところは、比企ヶ谷と雪ノ下雪乃の掛け合いだと思う。斜め下すぎる解決方法を思いつく比企ヶ谷に対し、冷静でだいぶ辛辣なツッコミをする雪ノ下。そしてこの2人の仲介役になるのが由比ヶ浜だ。人と打ち解けるのに時間がかかる雪ノ下雪乃には、きつい性格ゆえに人があまり周りに集まらない。きつい性格ではあるが、傷つきやすくもろい。そんなところが魅力の雪ノ下とは対照的に由比ヶ浜は社交的な性格である。人に対して分け隔てなく接することができるゆえに雪ノ下とも話すことができる彼女だが、人に合わせやすく、流されやすい。この性格から一悶着あるのだが、それでも周りと関係を壊すことなくやっていける能力がコミュニケーションの高さをうかがわせる。主人公である比企ヶ谷八幡は斜め下という言葉がぴったりなほど性格が捻じ曲がっている。それでも、自分を蹴落としてでも奉仕部に来る依頼を遂行しようとする姿が痛々しく、なぜか切ない。このような3人の日常が見られるのがこのやはり俺の青春ラブコメは間違っているという作品である。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 / 俺ガイル / My Teen Romantic Comedy SNAFU
9

これも青春のうちの1つかな

主人公である比企谷八幡と、その周りの人達によって成り立つ青春学園系の物語。
青春とは言っても淡く儚いだけではない!比企谷八幡の独特な価値観により、学園生活の中で起こる問題を解決していくというのが表の話ではあるが、主人公含め、登場人物それぞれに様々な問題というか欠点というか悩みがある。高校生ならではと思えるような軽いものから、「確かにこれは答えれない」というように大人でもなかなか正解を出すことができない悩みを持つ者もいる。
登場キャラクターそれぞれにしっかりと個性があり、みんなが結局は良いやつで終わるのではなく、このキャラのここは良いけどここは悪いところというように実際の高校生のような良さと悪さを兼ね備えたキャラが多く揃っている。登場キャラの由比ヶ浜や雪ノ下との主人公のやりとりも見所で、なかなかお互いが相入れようとするがすれ違い、重なり合ったり、仲の良い関係が潰れそうになったりとみているこっちもハラハラする場面が数多く存在する。
個人的に1番気に入っているのは主人公である比企谷八幡の名言である。アニメの中で時折納得させられるひねくれ言葉がいくつか出てくるので、これも楽しみである。比企谷八幡曰く「『人という字は人と人とが支え合って。』とか言ってますけど、片方寄りかかってんじゃないすか?誰か犠牲になる事を容認してるのが、『人』って概念だと思うんですよね。」といったようなことを言う人物である。

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 / 俺ガイル / My Teen Romantic Comedy SNAFU
10

異色の主人公から見える人のリアルを視る作品

〜異色の主人公から見える人のリアルを視る作品〜
ライトノベル原作の作品。原作は残り1巻で完結する。学校が舞台の作品。タイトルだけで見ると偏見を持つ人もいるかもしれないが「青春」や「ラブコメ」よりもキャラクター1人1人の人間らしさが際立つ。1期2期の構成で3期や映画化の噂も上がったが未だ実現はされていない。

〈簡単なあらすじ〉
高校でボッチの主人公 比企谷八幡 が、生活指導の平塚静に言われ奉仕部に入部する。そこで学校一の才女である雪ノ下雪乃、同じクラスで八幡に対して特別な感情を抱く由比ヶ浜結衣と校内の問題を解決していく物語。

ざっくり言うとこんな感じ。しかし、このアニメは奉仕部の活動ではなくキャラクターの心情に焦点を当ててるように思える。魅力の1つに挙げられるのは何といっても主人公が理性の塊であること。八幡は過去のトラウマのせいなのか性格が捻くれている。人付き合いが苦手で、どうしても相手の考えの裏を読んでしまう。自分を客観的に観察できており、その捻くれた考えにより形上プラス思考になっている?

問題解決のため度々自己犠牲をはたらく。結果周りも問題は解決できているが、自分を心配してくれる人からは反感を買う。八幡自身はそれを自己犠牲ではなく己の信念を貫くと言う形で実行しているが奉仕部の2人や静、クラスメートの葉山らからは理解されない。それどころか勝手に己を哀れむ周りの人間すら鬱陶しく思う。

これは2期の序盤までの話だがこれ以降のキャラクターの心の動きは言葉にするのが難しく、実際に見てもらいたい。キャラクターの好き嫌いがハッキリ分かれない作品だと思う。可愛いだけで終わらない女性キャラクターや男娘の戸塚など他にも八幡を取り巻く人物は一癖も二癖もある。

スマホ片手に…ではなく是非集中して消化してほしい。