怪盗グルーの月泥棒 / Despicable Me

怪盗グルーの月泥棒 / Despicable Me

『怪盗グルーの月泥棒』(原題: Despicable Me)とは、2010年に公開されたアニメーション映画。
『怪盗グルーシリーズ』の第1作であり、ユニバーサル・ピクチャーズ配給映画初の3Dアニメ作品となっている。
グルーは性格のねじまがった泥棒で、黄色いミニオンズを手下にして悪事を働いている。ひとつ大きな盗みをしようと月泥棒を計画していると、ひょんなことから孤児院で暮らす3姉妹を引き取ることになる。3姉妹に手を焼き、ライバル泥棒ベクターと戦いながら、次第にグルーは子供たちに心を開いていく。

怪盗グルーの月泥棒 / Despicable Meのレビュー・評価・感想

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怪盗グルーの月泥棒 / Despicable Me
7

三姉妹に振り回されているのがいい

月を盗むために、まず孤児3人を引き取ろうってどんな作戦やねんと思いましたが、すごくおもしろかったです。
最初、作戦のためとかいっていたグルーが三姉妹に振り回されているのがかわいかったです。
グルーは最初、ひどい態度だったのに、それでもマーゴたちがなついたのは、グルーがほんとはいい人だというのが、彼女らに伝わっていたからだと思います。
なんだかんだいって、遊園地とか連れて行っちゃうし、結局、置いていけないし、そういうところがかわいいです。
マーゴたちが、グルーの危機を聞いて、お金を出し合うところは感動しました。
それに、悪党でいるのにも、そのための費用を借りるのにも審査がいるだなんて、なんだか新鮮です。面白い設定だと思います。
また、この映画のあと、主人公らよりも人気が出たと言っても過言ではないミニオンズも、素敵でした。
出番はそんなにないのですが、いるだけでかわいいし、おもしろいし、ほんといいキャラクターだと思います。
日本語吹き替えの鶴瓶さんの声はいかがなもんだろうと思っていたのですが、聞きなれるとそんなに変じゃないです。
ただ、ちょっと年が上のように聞こえるので、グルーってほんとは何歳なんだろうと思っちゃいます。
鶴瓶さんは面白いし、演技もうまいんですけどね。そこだけがいつまでも気になるって感じです。

怪盗グルーの月泥棒 / Despicable Me
8

家族愛がすてきだし、ミニオンズがいい!

悪党も、成果を見せて融資を受けなきゃいけなくて、大変な世界だなと思いました。
でも、たしかに武器とか乗り物とかお金がかかりそうです。
その後、グルーは、ベクター家に入り込むために孤児の三姉妹を引き取ります。
そんな遠回りで面倒な作戦を立てなくてもいいのにと思いますが、まあ、そうしないと話が進みませんもんね。
三姉妹は全員キャラもいいし、いい子です。
養父が何しているかわからないし、へんな黄色の物体もいるのに、普通に懐いています。
グルーも悪党、悪党と言っていても本当は悪党ではないのでしょう。
最後、バレエの発表会を基地でするところは感動しました。
家族というのは血のつながりではないのだなと思いましたし、グルーたちが家族になっていく過程がとてもよかったです。
この映画で初めて見たミニオンズですが、その後、すごく人気になります。
私もこの映画で見たときから、彼らに夢中です。
黄色で可愛らしいし、見た目も実は細部が違っていたりして個性があるし、ミニオン語も、わかりそうで意味不明な言葉なところがいいです。
製作者たちがどこまで狙っていたのかはわかりませんが、ミニオンズが人気になったのは必然だと思います。
本作の主役はあくまでグルーと子どもたちですが、ミニオンズが出ている場面を何度も見てしまいます。