亜人ちゃんは語りたい / Interviews with Monster Girls

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亜人ちゃんは語りたい / Interviews with Monster Girls
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亜人と呼ばれる特異体質保持者の女子高生の日常の悩み

主人公はある高校の生物教師・高橋鉄男。彼の生きる世界では先天的に特異体質を持って生まれる人々が存在していた。彼らはサキュバス、バンパイア、デュラハンといった神話やおとぎ話に登場するような者たちと近しい能力を持っており、通称亜人と呼ばれていた。

当初は迫害や差別があったそうだが現在では一種の個性として捉えられ、亜人に対する保証制度も設立されていた。高橋自身はただの人間だが亜人に対して非常に関心を持っており、大学時代には亜人についての研究で卒業論文を作ろうとしたほどだ。
しかしながら人権を尊重する現代社会において、一介の学生が扱うには倫理感や道徳心を理由に許可が下りなかった。やむを得ず研究内容を変更し、大学を卒業した。

卒業を果たした高橋はその後も亜人と接することのない日々を送っていた。そもそもが世間で認知されているとはいえ亜人というのは稀有な存在であった。
高橋自身もそれを理解していたので心では願っていたが、現実になることはなく4年の歳月が過ぎていた。

しかしそんな高橋の教師生活5年目の春、転機が訪れた。なんと新規で赴任した先生がサキュバスの亜人であったのだ。
突然の出来事にさまざまな思いを巡らせる高橋であったが、事態はそれだけに収まらず新入生にも亜人がいることがわかった。彼女らは「亜人(あじん)なんて呼ばれ方は可愛くない、今の若い子は(デミ)と呼ぶのだ」と高橋に説明した。
デュラハン、雪女、バンパイアの体質を持つ彼女(デミちゃん)らとの学校生活が幕を開けたのであった。

彼女らは特異体質を持つデミでもあるのだが花の女子高生でもあるため、人よりも多くの問題や悩みに直面することとなる。
高橋は新任のサキュバスの先生・佐藤と共にこれらの悩みをデミという立場を踏まえつつ解決していくこととなるのであった。

現代でもデミという存在こそないが、起こりうる問題がいくつも存在しており、それを乗り越え成長していく彼女らのキュートでコミカルな心温まるストーリーとなっている。