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後の足掛かりも兼ねた前作の正当な続編
2005年2月から2006年1月にかけて放送されたプリキュアシリーズ第2作目で、前作のドツクゾーンとの戦いを終え3年生に進級したなぎさとほのかの前に復活したドツクゾーンが現れ、不思議な後輩九条ひかりの謎を交えて新たな物語が展開されていきます。前作のヒットを受けての続編となった本作は新キャラクターの登場もあるものの、メインキャラや敵などは前作から続投と「2年目」というのが新鮮に感じられます。また、ストーリーの鍵を握る新キャラ・シャイニールミナスは戦闘力が低く、サポート要員という位置で、定番化している「追加戦士」とは立場が若干異なるのも当時の試行錯誤を感じられました（当時としては恐らくプリキュアとしての扱いではなかったでしょうし）。内容的には後輩のひかりが加わったこともあり、なぎさとほのかの成長が感じられる作風になっています（2年目なのである意味必然といえますが）。一方で2年連続で同じキャラクターという事もあってか当時の女の子たちの間ではややマンネリ感があったのは否めませんでした。とはいえ、本作（通称MH）から劇場版がスタートし、プリキュアが本格的にシリーズ化される足掛かりを築くきっかけになった作品とも言えるでしょう。