Janne Da Arc / ジャンヌダルク

Janne Da Arc / ジャンヌダルク

Janne Da Arc(ジャンヌダルク)とは、日本のロックバンド。メンバーは、ボーカルのyasu、ギターのyou、キーボードのkiyo、ベースのshuji、ドラムのka-yu。
1999年シングル「RED ZONE」でメジャーデビュー。代表曲は、「月光花」「ダイヤモンドバージン」「HEAVEN/メビウス」等。23枚目のシングル月光花はテレビアニメ『ブラック・ジャック』のオープニングテーマに採用された。またロングセールスになり、30万枚を超える売り上げ枚数を記録した。その他にも、ドラマやバラエティ等、様々な媒体で曲がタイアップされている。2005年には韓国でアルバムを発売し、海外進出を果たした。
2007年、結成10周年の節目にバンド活動の中止を発表。その後、メンバーはソロ活動を行っていく。2019年3月ドラムのka-yuがバンドを脱退し、所属事務所を退社。翌4月、公式ウェブサイトにてメンバー脱退とバンドの解散が発表された。

Janne Da Arc / ジャンヌダルクのレビュー・評価・感想

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Janne Da Arc / ジャンヌダルク
9

大阪が生んだヴィジュアル系ロックバンド

1997年に大阪で結成されたヴィジュアル系ロックバンドJanne Da Arc(ジャンヌダルク)。Yasu(Vo.)、ka-yu(Ba)、you(Gt.)、kiyo(Key.)、shuji(Dr.)の5人組で、華麗なビジュアルと圧倒的な演奏力で人気を博し、2000年代のヴィジュアル系シーンを牽引した。
Janne Da Arcの音楽性は非常に幅広い。激しいロックナンバーから切ないバラード、ポップな曲まで、様々なジャンルの楽曲を演奏する。代表曲である「月光花」は、Yasuのハイトーンボイスと力強い歌声が印象的なロックバラード。アニメ『ブラックジャック』の主題歌に起用され、大ヒットを記録した。
「桜」は、美しいメロディーと切ない歌詞が特徴的なバラード。多くのファンに愛される曲の1つである。「ダイヤモンドヴァージン」は、疾走感のあるギターサウンドと力強いリズムが特徴的なロックナンバー。ライブで盛り上がる定番曲である。
Janne Da Arcのライブパフォーマンスは非常にエネルギッシュ。Yasuのパワフルな歌声とメンバーの圧倒的な演奏技術が、観客を魅了。MCでは大阪出身らしいメンバーのコミカルな一面も見ることができる。また、衣装やメイクにこだわり、独特の世界観を表現している。Yasuは、金髪ロングヘアーと派手なメイクが特徴的なカリスマティックなボーカリスト。youはクニカルなギタープレイで観客を魅了する。Ka-yuは、クールな佇まいで安定感のあるベースプレイを披露。Kiyoのキーボードが独自のメロディーを生み出し、shujiの力強いドラミングがライブを盛り上げる。ジャンヌダルクは多くのヴィジュアル系バンドに影響を与えてきたのだ。

Janne Da Arc / ジャンヌダルク
10

DOLLSからハマりました

もともとJanne Da Arcは、ブラックジャックのOPの「月光花」で知っていました。この曲も美しくて心を締め付けられるような悲しさが好きだったのですが、家族から「DOLLS」を紹介され、聴いてみるとびっくり!こんないい曲があるなんて!今でも最初から最後まで大事に大事に聴いています。突き抜けた高音が爽やかなのにすごく切ないです。アコギがまた良い味出してます。
次にハマった曲は「風にのって」です。この曲のリバーブが効いた感じ、ピアノの綺麗さ、全体的な美しさが大好きです。歌詞の意味が気になり調べてみるとスマトラ島沖地震のニュースをきっかけに、この曲が作られたそうです。そっと寄り添ってくれる優しさを感じました。
「桜」という曲は、和の雰囲気を感じさせながらもJanne Da Arcならではの、上手くいかない恋愛の中の幸せな時間というのが歌詞からひたひたと伝わってきます。
Janne Da Arcはアップテンポの曲も出しており「ヴァンパイア」や「BLACK JACK」「WIZARD」などが挙げられます。どの曲も違う方向性の曲ですが、どれも魅力的です。ざっくり説明するとヴァンパイアは好きすぎる切なさを表現していて、BLACK JACKは語感を楽しめて、WIZARDは挑戦的な感じです。
また「ROMANCE」は歌詞が直接的ですがこの刹那的な繋がりというものに惹かれてしまいます。曲も切なさがありかっこいいです。

ワンピースのEDで使われた「Shining ray」は王道の明るさや温かさがあって大好きです。

解散してしまったけれど、それでもJanne Da Arcと出会えて幸せです。

Janne Da Arc / ジャンヌダルク
10

スキが無い、すべてがスキだ!

全ての曲が、リピートで聴いていられる。こんなアーティストはそうそういないだろう。どんなシーンでも、刺さる曲がある。生活の一部になってしまうのだ。
もしあなたが刺激を求めるならば、初期のアルバム「D・N・A」聴くと良い。「RED ZONE」「Lunatic Gate」をはじめ、粗削りで激しい曲がそこにある。
もしあなたが元気づけて欲しければ、アルバム「ANOTHER STORY」を聴くと良い。「霞ゆく空背にして」「Shining ray」のような小気味良くさわやかな曲に出会える。
janne da arcの楽曲の特徴といえば、疾走感と激しさ、それでいてどこか繊細さを感じさせる美しさだ。V系の中でも聞きやすく、メロディアスな楽曲たちがすっと耳に入る。まるでゲームミュージックのようにファンタジックな光景をイメージさせ、気分を高揚させるカッコよさがある。これは彼らのとんでもない強みだろう。
最初に例として数曲挙げたが、個人的にお勧めしたい曲はあと数十曲はある。当然、紙面が足りない。だからぜひ試しに聴いてほしい。何のアルバムでもいい。きっと好きになると思う、アルバムの全楽曲が。
唯一残念なのは、janne da arcはもう解散したバンドということだ。ボーカルのyasuはソロで活動しているが、janne da arcとしての楽曲には限りがある。しかしそれが、彼らの完全性を作り上げたとも言える。
インディーズ時代から解散直前のアルバムまで、売り上げの上下はあるものの楽曲のクオリティは常に絶頂にある。ハズレなんてものはない。全てがシングル曲のようなものなのだ。