GARNET CROW / ガーネット・クロウ

GARNET CROW / ガーネット・クロウ

GARNET CROW(ガーネット・クロウ)とは、日本の4人組のバンドである。メンバーは、ボーカルの中村由利、キーボードのAZUKI七、ギターの岡本仁志、キーボードの古井弘人である。
作詩はAZUKI七、作曲は中村由利が担当している。儚さやノスタルジーを感じさせるような楽曲を多く制作している。
2000年に『Mysterious Eyes』『君の家に着くまでずっと走ってゆく』の2タイトルを同時発売する形でデビュー。『Mysterious Eyes』は、アニメ『名探偵コナン』の主題歌となった。2007年に、世界遺産である仁和寺での野外ライブを成功させた。2010年に発売されたシングル『Over Drive』は劇場版『名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)』の主題歌として起用され、オリコン週間シングルランキングで4位となり、過去最高を記録した。
2013年に開催したツアーの途中で解散を発表し、大阪でラストライブを行い、活動を終了した。デビュー20周年を迎えた2020年には、GARNET CROW 20th Anniversary企画がスタート。そして2021年には、全楽曲をサブスクリプションサービスで配信を開始した。

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GARNET CROW / ガーネット・クロウのレビュー・評価・感想

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GARNET CROW / ガーネット・クロウ
10

センスのいいバンド

GARNET CROWは、1999年にインディーズとしてまずデビューしました。そして翌2000年にメジャーデビューして、2013年に解散しています。
デビュー後、「Mysterious Eyes」や「夢みたあとで」など多くの曲をヒットさせましたが、時代の一歩先をゆく洗練されたサウンドとアレンジが多くのファンを惹きつけました。作曲はヴォーカルを務めた中村由利、編曲はキーボードを担当していた古井弘人が行っていました。
さらに言えば、彼らの曲の魅力の一つは、古井同様キーボードを担当していたAZUKI七が作る詞だったと思います。彼女の詞には著名な海外の文学者の名前が出てくるなど、文学への言及があり、とても個性的でした。恋愛を描いた詞に陰影がかなり感じられたのは、このあたりの要因もあったからでしょう!
もちろん、中村由利のヴォーカルも魅力的だったのは言うまでもありません。その歌声は、少し翳りがあり深みのある声質でした。
彼らの楽曲はテレビ朝日の人気アニメ「名探偵コナン」に使われたこともあって、とてもヒットしましたが、そのためばかりではなく楽曲自体にハイセンスな新しさがあったからこそ売れたのだと思います。
彼らは解散してしまいましたが、その曲はこれからも聴かれ続けていくことでしょう!