SHIROBAKO

SHIROBAKOのレビュー・評価・感想

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SHIROBAKO
10

お仕事アニメの金字塔

TVアニメ「SHIROBAKO」はP.A works制作のアニメを作る人たちのアニメ。
新社会人の5人の女の子たちが、それぞれの形で夢を追いかけながら仕事という形でアニメと関わって行く、そんな物語。

この作品の良いところはフィクションとノンフィクションのバランスが非常に優れていること。
舞台は普通のアニメ制作会社で、飛び交う単語も「納期」「単価」など、そこにあるのは一般的な社会人が日常的に行っているやり取りである。
しかしながら、いがみ合っていた二人が互いを認め合い協力する、主人公が多忙すぎてどうしようもなくなったまさにその時、先輩が休職から復帰するなど、例えるならロボットアニメのライバルとの和解、混戦時のエースパイロットの帰還など御都合主義ではあるがアツい展開が随所に見られる(新人なのに仕事が出来すぎるなど、フィクションが悪く作用している部分も否めないが…)。

前後編12話でテーマが分かれており、後編のテーマは「人生の岐路に立たされた時にどういう選択を取るか」。前編で新人として右往左往していた主人公が社会人として成長していく。その中で見えてくる理想と現実の違いに対してどう向き合って行くのか。登場人物ごとの人間模様もあり非常に見応えのあるドラマになっている。

特にオススメしたいのが、主人公と同じ立場にある新社会人の方。成長する主人公と共に色々と考えさせられる部分が多いと思う。
物語に様々な起伏があり、エンターテイメントとして優秀なので、学生さんなど「働く」という場所から遠いひと、アニメに苦手意識のあるひとにも自信を持って進められる作品である。

SHIROBAKO
8

アニメ好きだけではなく、実写ドラマのように楽しめる作品

同じアニメーション同好会に所属していた5人の女の子が、アニメーションの現場で奮闘し、成長していく様子を描いたコミカルな作品です。
舞台は武蔵野アニメーションという制作会社で、制作進行の新人・宮森あおい(以降あおいちゃん)を中心に展開されていきます。
この作品の魅力は、アニメの仕事のみならず、働く人が感じる職場での人間関係や将来への思いを「これあるある」と共感できるところだと思います。
CS放送を何となく見ていた私ですが、新人のあおいちゃんが目の前の仕事に奮闘する様子や、次第に将来の自分に迷いながらも一生懸命進んでゆく姿に、いつの間にか感情移入していました。キャラクターそれぞれの個性も話が進むにつれて確立されてきて、人間臭さを感じられたことも共感できるポイントでした。アニメ作品としてだけではなく、実写ドラマのように楽しめる作品だと思います。
また、アニメ好きな方には、アニメの制作現場を垣間見る楽しさがあります。
オリジナル作品と原作のアニメ化での制作現場の違い、つくる仕事だけではない人間関係の大切さなど、職場を具体的に知ることができる作品です。

SHIROBAKO
9

日々頑張っている人に観てもらいたいアニメ

SHIROBAKOは、アニメ制作会社で「制作進行」として働く女性が主人公のアニメです。

仕事をするうえで、遠回りをしたり、行き詰ったり…。何度も危機に直面します。
思うように仕事が進まず、この先やっていけるのかという不安を抱えるキャラクターたち。
そんな中でも、自分自身のやりたいことを見つけて一歩ずつ前進する姿、そして着実に成長する姿には胸を打たれます。

全24話あり、それぞれの登場人物にフォーカスした回も充実しています。
メインキャラクターたちが印象的で可愛らしく、観ていて飽きないことは勿論、
それを取り巻く人々にも一人ひとりの物語があり、見ごたえ抜群です。
信念を持って仕事をしているキャラクターたちを見ていると、つい応援したい気持ちが湧いてきます。
登場人物はかなり多いですが、一人ずつ丁寧に描写されているおかげで混乱することはないかと思います。

個性的な人々に囲まれ、自分がこれから何を目指すのか、目指したい場所は何なのか考え始める主人公。
主人公たちと自分を重ねて、この先自分はどうなりたいのか、何がしたいのか…考えさせられます。
また、頑張っているキャラクターたちを見て、心の栄養にし、自分も頑張ろうと思えます。
日々仕事に、勉強に、頑張っている人にこそ、観てもらいたい作品です。

SHIROBAKO
10

アニメ好きは一度見るべき作品

同じ高校出身の先輩後輩の5人の女の子が、高校の頃の約束を果たす為、日々頑張るお話です。
高校の同好会で作ったアニメをもとに、いつか必ず5人でアニメを作ろうと奮闘します。
アニメーターや制作進行、声優や脚本家、3Dクリエイターとそれぞれの仕事を頑張ります。主に制作進行の女の子をメインに、アニメが制作される過程を描きます。
普段なんとなく見ているアニメがどんな過程で作られているのか、どのような苦労があるのかを見ることが出来ます。
一番の見どころは新人声優の女の子の成長です。新人声優の女の子はストーリー序盤から中盤まで努力が実ることなく辛い思いをします。その努力が報われるのが終盤になります。主人公たちが手掛けるアニメのストーリーの追加によって声優の仕事が舞い込み、誓い合った夢通りに5人の力が合わさったシーンが出来上がります。声優の女の子が報われることで感激のあまり涙を流す主人公たちに感情移入してしまい、思わず涙が溢れてきます。
何度見ても面白く、そして感動できます。もし2期があるのであれば絶対に見たいと思える1作です。アニメが好きで日頃からアニメを見ている方には、裏側の苦労を知る為にも是非見て頂きたい作品です。

SHIROBAKO
9

自身の仕事と夢について考える話

アニメーション同好会に所属していた5人の高校生が、将来また同じメンバーでアニメを制作するという夢を抱いて数年が経ち、社会人または大学生となって、現状の生活や直面する仕事について考えながら日々を送っていく話となっています。
夢であったアニメ制作会社に入社したメンバーや、アニメを制作できると思ってCG制作会社に入社したが、日々行う作業はアニメに関係がない業務であったメンバー、声優志望で日々オーディションを受けるが上手くいかないメンバー、漠然と大学生活を送るメンバー。色々な立場、状況から同じ夢に向かって日々を過ごしている中で、それぞれの悩みや不安がリアルに感じ取れる内容であり、作品に同調して視聴者の現在の仕事、夢、日々の過ごし方について考えさせられました。
また、主人公メンバー以外にも魅力的なキャラが多く、サブキャラクター達のエピソードも共感したりすることが多かったです。
物語が終わりに向かっていくにつれて、一歩一歩夢に近づいていっており、アニメ制作進行、アニメーター、シナリオライター、声優など別々の土俵、立場で歩んでいた道が一つのアニメで重なるシーンはとても感動的でした。
まだ観ていない人で、特に社会人として仕事をしている人はぜひ一度視聴してみることをおすすめします。