マクロス7 / マクロスセブン / Macross 7

マクロス7 / マクロスセブン / Macross 7のレビュー・評価・感想

レビューを書く
マクロス7 / マクロスセブン / Macross 7
7

熱血系

ロボットで熱血アニメなのに戦わない主人公というのは、歌を主流とするマクロスならではでしょうかね。戦場にわざわざ出向いて歌ってるだけなんてそんな話が成立するのか?と思いました。
戦わない主人公バサラと戦う主人公ガムリン、この2人が役割分担をする事で何とか事なきを得てる感じですね。回避力ステータスがMAXでも戦場に無防備で行くなんて死にに行くようなもんですからね。ガムリンがいないと成立しない話です。なのにバサラはガムリンをガン無視して歌い続けるもんだから、なるほどこれは反感を買って当然でしょうな。序盤はそういった戦わない主人公というコンセプトに批判的な見方も強く、主人公に肯定的になり過ぎない所が割りと好印象ではあったのですが、それだけに掴みは弱いかなと思いました。でもまあ、話の大味さはさる事ながらこういうノリは結構好物ではあるんですよね。「細かい事はどうでもいいがとりあえず俺の歌を聞きやがれぇぇぇえ!!」的なノリで、脳筋音楽アニメ(何だそれは?)と言ってもいい作りになってるのですが。多少の荒さを許容できる方なら、割りと楽しめるのではないかと思います。
1~2クール前後の話はスローテンポな上、作画は使い回しが多く、話を牽引する要素が主人公のバサラしかないように思えるのは結構な欠点だなと思いました。忍耐力がないと見るのが苦痛で、私もあわや断念しそうになりましたね。前半はほとんどカットするほうがいいでしょう。なので物語点はあまり高くないですが、後半からは面白くなっていきましたね。途中からはサウンドブースターという兵器も開発されてバサラ達も戦力になってくるのですが、正確には歌で敵を倒すのではなくバサラが起こす風が味方も敵も含めて変えていく。そういった風景を見る作品なので、熱血アニメなのに熱血アニメらしからぬ楽しみ方が出来ました。
サブキャラも、ガムリンをはじめとしてなかなかいい味出していましたね。敵キャラのデザインが性格も含めて個性的な面々だったんですが、設定上はとてつもなく恐ろしい存在なのにヘンテコなセンスのせいで恐怖よりも洒落っ気に富んでいて色々カオスでした。

マクロス7 / マクロスセブン / Macross 7
8

見たら何かを得られる作品

最近正に見終えた…!!まず、とても楽しめた…。故に、一話が短く感じる事も屡々。紹介してくれたことに感謝せざるを得ない。「歌」がテーマなロボットアニメと聞くと顔を顰める者も居るかと思うが、戦隊モノにありがちな、格好良く登場→一度はピンチ→でも最後は手の平を返し大勝利!こんな単調な面白味のない展開を想像したか?確かにそうゆうシーンも多いにある。だが、このストーリーは、それを凌駕する何かを秘めている。それは歌という概念を作り出した人間への感謝の気持ちや、歌という概念に対しての向き合い方。そういった事を、ストーリーを楽しむだけではなく、学べるという力を秘めているという事だ。これが非常に大きい。人々は普段何食わぬ顔で、何も考えず歌を歌っていることが、少なからずあるだろう。その時、何か自分の中で感じるものを感じ、吸収し、人々に共有を、そして、心で分かち合う。その大切さ、忘れてはならない。作中に登場する曲の歌詞も、心の内側に、熱く訴え掛けてくるような作品が多いのも魅力的。今、それぞれの人生の中で、過去最高に辛い状況にいる人々などにも、ぜひ見てほしい。明日を掴めるチャンスが手に入るはずだ逆におすすめ出来ない人は、当たり前だが、歌が根本から嫌いな人。そして、古い作品であるが故に、何度か使い回しの内容がある。それに「悪い意味で」敏感な方。この位だろうか。正直、終盤はもっと何かが有るのかと思ったけど、うーん。あったんだけど、期待していた程でも無かったかなという感じ。しかし、満足度は100%だ、自分自身、古いアニメは初めてで、これ程楽しめるとは思っていなかった…!熱気バサラは熱いハートを持っていてその信念で彼自身と周りの仲間達と、視聴している僕自身に、どれほどの影響を与えたか、それは計り知れない。僕自身もバサラのようになりたいと思った。