ポケットモンスター 金・銀・クリスタル / ポケモンGSC / Pokémon Gold, Silver and Crystal

ポケットモンスター 金・銀・クリスタル / ポケモンGSC / Pokémon Gold, Silver and Crystal

『ポケットモンスター 金・銀・クリスタル』とは、ゲームフリークが開発し、任天堂から発売された『ポケットモンスターシリーズ』の第2世代作品である。日本では『金・銀』が1999年に発売され、北米や欧州などでも翌年に発売された。また2000年に日本で『クリスタル』が発売。翌年以降に海外でも発売された。
プレイヤーはポケモントレーナーとなり、ポケモンを捕まえて育て、戦わせながらチャンピオンを目指す。この作品では、新たに100種以上のポケモンが追加されており、新しい地域「ジョウト地方」が舞台となっている。また、時間の概念が取り入れられ、時間や曜日によってポケモンの出現やイベントが変化するのが特徴である。さらに新しいタイプ「あく」と「はがね」が追加。第1世代で猛威を振るっていた「エスパー」や「こおり」、不遇気味だった「ほのお」「かくとう」などに対するバランス調整が行われた。
『金・銀・クリスタル』は、前作『赤・緑・青・ピカチュウ』からの進化を遂げ、グラフィックやゲームシステムが向上し、多くのプレイヤーに愛された。

ポケットモンスター 金・銀・クリスタル / ポケモンGSC / Pokémon Gold, Silver and Crystalのレビュー・評価・感想

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ポケットモンスター 金・銀・クリスタル / ポケモンGSC / Pokémon Gold, Silver and Crystal
7

今も昔も変わらない「ポケモン金・銀」

22年前、「ポケットモンスター(以下ポケモン)金・銀」というゲームソフトが、ゲームボーイカラーのソフトとして登場しました。待望のポケモンシリーズとして、「ポケモン赤・緑・青・ピカチュウ版」に続く2作目、白黒からカラーになった待望の作品でした。この記事では、22年前のソフトでありながら、かつてプレイした人の記憶に鮮明に刻まれている、本作について紹介します。
物語はジョウト地方のワカバタウン、ポケモンを研究しているウツギ博士から自身のパートナーを1匹貰うところから始まります。候補は、くさタイプのチコリータ、ほのおタイプのヒノアラシ、みずタイプのワニノコ。この中から自身が最もビビッときたポケモンを選択して旅に出ます。
主人公は最初に選択したパートナーと共に、様々なポケモンを仲間にし、育成しながら、ジョウト地方に存在する8つのジムに挑戦してバッジを集めます。8つのジムバッジを手に入れた後は更なる高みとして、ジョウト地方に君臨する四天王、そしてチャンピオンに挑むことができます。
チャンピオンとの死闘の末、勝利を収めた主人公は殿堂入りを果たすことになるでしょう。そして殿堂入り後、物語はジョウト地方からカントー地方へ。前作であるポケモン赤・緑・青・ピカチュウ版でもおなじみのカントー地方を旅する主人公は、さらに8つのジムに挑戦します。アニメでも登場したタケシやカスミなど、懐かしいジムリーダー達が主人公の前に立ちふさがります。
ジョウト、カントー地方の計16個のジムバッジを集めた主人公は更なる高み、シロガネ山にいる「レッド」の元へ。最強トレーナーであるレッドを倒すことでジョウト地方での殿堂入りに続く、2回目のエンディングを迎えることになり、これが今作の本当のエンディングとなります。
ストーリーを進める一方、新たに追加されたポケモン達をゲットすることも今作の楽しみの1つです。今作の2体の伝説ポケモンは金・銀のパッケージにそれぞれ描かれている「ホウオウ」と「ルギア」。この2体のポケモンを味方にして、数々のジムリーダーを倒していきましょう。
また、今作では準伝説ポケモンであるライコウ、エンテイ、スイクンの3匹にも注目です。3匹は主人公と出会った後、ジョウト地方を飛び回ります。草むらで疲れているところにたまたま遭遇なんてことも。3匹は20年後のポケモンでも強いので、必ず捕まえて仲間にしましょう。
これまでポケモン金銀をプレイしていない人も、かつてプレイした人も、もう一度22年前のゲームボーイカラーの時代にタイムスリップしてみてはいかがでしょうか?どうやってこの令和にゲームボーイカラーのゲームをするの?と思った方はご心配なく。ニンテンドー3DSがあれば、ダウンロードするだけで当時と変わらないポケモン金銀をプレイすることができます。また、ニンテンドーDSのソフトにはなりますが、リメイク作品である「ポケモンハートゴールド・ソウルシルバー」も発売されており、少しストーリーが変わっていたりするので、金・銀をプレイしたことのある方にはおすすめです。是非ともプレイしてみてはいかがでしょうか。