クリープハイプ / CreepHyp

クリープハイプ / CreepHypのレビュー・評価・感想

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クリープハイプ / CreepHyp
9

唯一無二の声

はじめ聞いたときに、顔をしかめる。そんなバンドが他にあるだろうか?

クリープハイプをご存知だろうか。
甲高い声、性的で暗い歌詞。メンバーはもうおじさんだ。それなのに、若い女性の心を掴んで離さない。
一番の特徴は、ボーカル尾崎世界観のその声にある。一度聞いてみてほしいのだが、一瞬で覚えられるだろう。どんな男性ボーカルよりも甲高く、耳に刺さり、気持ちが悪い。
だが、これは強烈にハマる人には、突き刺さる。パクチーみたいなものだ。ぜひ食わず嫌いをせずに、食べてみてほしい。
彼はYouTubeでこう言っていた。
「嫌われてください。嫌われるから、好きになってくれる人もいる。」
その言葉をまさに体現した声、生き方、バンドである。癖があるからこそ、嫌われもするが、反対側にも突き抜ける。好きな人はとことんハマることになるだろう。
だが、そんな彼らにも、終わりはやってくる。高音歌手の宿命としての、声が出づらくなってきている。彼らをみていると、諸行無常という言葉が脳裏に浮かぶ。時代の最先端を走っていた彼らもまた、時代の過去へと消えていく。太古から言われていたことわざは真理を表し、また未来のバンドが現れるのだろう。

クリープハイプ / CreepHyp
8

ハマる人はハマる、唯一無二のロックバンド

クリープハイプは若者に人気の4人組ロックバンドです。全員男性です。メンバーは30代前後とあまり若くはありませんが、長く同じメンバーで経験を積み重ね、年々味わい深く個性豊かな楽曲を世に送り出しています。
ボーカル・ギターの尾崎世界観がほとんどの曲の作詞をしていますが、その言葉のチョイスや言い回しは他のアーティストとは一味違います。
いわゆる下ネタのような歌詞もあるのが有名ではありますが、どの曲にも共通しているのは「愛」なのではないかと思います。それは恋愛であったり、人間関係すべてに関してだったりします。
ボーカルの尾崎さんは、自分の半径数メートルのことを歌いたいと言っていました。そして目の前の一人を救う曲を作りたいと。クリープハイプは世界中の誰をも巻き込むようなスケールの大きいものではありません。中には心の闇や、どうにもならない叫びを歌った曲もあります。
ただ、生きることに対して疑問を持ったり、上手くいかない中でもがきながら生きている人にはこれほどまでにストレートに突き刺さる音楽はないと思います。
有名な携帯会社のCMにも出演を果たし、若者だけでなく、様々な年齢層にも届くようになりました。メンバーの絆も強く、長く活躍していくバンドだと思います。

クリープハイプ / CreepHyp
10

ひねくれと共感の歌詞世界

私はクリープハイプが大好きだ。フロントマンの尾崎世界観の歪で繊細なハイトーンボイスと、切れ味鋭いギターサウンドが魅力のバンドである。
2012年にメジャーデビューを果たし、多くの映画やCMのタイアップを決め、また他のアーティストへの楽曲提供をするなど、今では音楽的にエンタメ界に求められている存在である。
最大の魅力は歌詞の世界観。小説執筆もしている尾崎世界観の歌詞は実に文学的で、歌詞カードを開いて初めて意味の分かるギミックが盛り込まれており、読み込むほど心に響くもの。世界を斜めに見ているようなひねくれさが心地よい。今までスポットが当たらなかった人たちを救う言葉に胸が締め付けられる。過去に表現されなかった世界観で描かれていることで、見事なまでの共感を煽ってくる。
デビューしてから癖の強さから敬遠されるバンドであったが、2018年のアルバム「泣きたくなるほど嬉しい日々に」をリリースしてから彼らの世界観が時代に追い付いてきて大ヒットを記録した。おすすめの曲は30歳という節目を迎える多くの人への応援ソングとして制作された「二十九、三十」。誰もが報われたいと思う気持ちをこんなに汲んでくれる歌詞に何度も救われました。2019年2月にはソフトバンクCMソング提供も発表。2019年の活動にも期待大。

クリープハイプ / CreepHyp
8

日常で幸せを感じていない人に聞いてほしい

クリープハイプは、どちらかと言えば幸せを感じていない人に聞いてほしいミュージシャンです。
わたしがクリープハイプと出会ったときは失恋をした後でした。
特にオススメしたい曲とそのポイントを紹介します。

まず、『イノチミジカシコイセヨオトメ』という曲はまさに失恋後に聞くにはぴったりの曲です。
歌詞にある、「明日には笑えるやろか」や「明日には忘れるやろか」などのメッセージは心にグッときます。
この曲を聴くと前向きな気持ちになります。

次に、『色んな意味で優しく包んでくれますか』という曲は切ない恋愛ソングだと感じました。
「こんな日が続けばいいのに」という歌詞は切なく心に響きます。

クリープハイプは切ない歌詞だけでなくボーカルの尾崎世界観さんの声も不思議な世界に連れて行ってくれるようです。
きっと日常に満足している人には気づかないような考えや感情が曲として表れていると思います。

ボーカルの声が少し高いので、聞いていて合う人合わない人はいると思います。
普通に歌えばいいのにって思うかもしれません。
でもそんなところも、人それぞれみんな違ってみんないいって私は思います。

あと、女性目線の曲が多い気がするため男性よりも女性のほうが共感できて好きだと思います。