EGOIST / エゴイスト

EGOIST / エゴイスト

EGOISTとは、アニメ「ギルティクラウン」から生まれた架空のアーティスト。ヴォーカルは「楪いのり」というアニメのヒロインだが実際に歌っているのはchelly(チェリー)で、アニメが終わっても歌手として活動を続けている稀有なアーティスト。プロデュースしたのはsupercellのryoである。ライブ活動を精力的に行っており国内だけでなく海外にも進出している。

EGOIST / エゴイストのレビュー・評価・感想

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8

ウィスパーボイスが魅力なアニソンシンガー

アニメ「ギルティクラウン」の作中に登場するアーティスト「EGOIST」のオーディション時に、2000人以上の応募の中から選ばれたアーティスト。アニメ内にとどまらず、そのままEGOISTとしてデビューしました。
楽曲提供、プロデュースは、初音ミクや、代表曲「君の知らない物語」などで知られるsupercell、ryoさんが手掛けています。
ギルティクラウンで登場した「楪いのり」がEGOISTのボーカルですが、彼女は綾波レイのようなクールで無口な印象の女の子なので、楽曲もバラードが多め。しかし、主題歌である「The Everlasting Guilty Crown」はサビが高音でアップテンポなこともあり、穏やかさと激しさの両面を備えた声色のアーティストです。
その後はギルティクラウンにとどまらず、アニメ「PSYCHO-PASS」の「名前のない怪物」、「Fate」の「英雄 運命の詩」などのヒット曲が続きます。
声色はウィスパーボイスが特徴で、花譜やReoNa、美波といったアーティストと歌声が似ているかと思います。
2023年の10月に、EGOISTとしての活動は終了しましたが、2021年6月から、「reche(リシェ)」というアーティスト名で並行して活動しています。

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10

EGOISTのchelly

EGOISTのボーカルのchellyさんは素性が謎で、ライブなどでは主に「ギルティクラウン」の楪いのりといったアニメのキャラなど、CGを使用した演出で参加しております。CGで演出しているキャラもセクシーなスタイルで魅力的となっております。chellyさんは2011年からEGOISTのボーカルをしており、1994年4月12日生まれの女性です。デビューから10年以上経ちますが歌声は変わらずに素晴らしいアーティストです。アニメの好きな方であれば必ずEGOISTの曲は聞いているかと思われます。いろいろなアニメの主題歌などに使われております。代表的な曲は、ギルティクラウンの「The Everlasting Guilty Crown」、「Departures 〜あなたにおくるアイの歌〜」や甲鉄城のカバネリの「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」、「咲かせや咲かせ」、などです。Vチューバー的なアーティストではありますが、キャラと歌声がマッチしておりますのでファンになる方が多いのではないでしょうか。

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10

『Gold』はこれまでにないEGOISTを感じさせる良曲

EGOISTは、テレビアニメ『ギルティクラウン』において登場する架空のアーティスト:楪いのりのボーカルとして用意されたグループであり、その後も様々なアニメ作品に楽曲を提供しています。
そんなEGOISTが最新『Gold』という曲をYouTubeにて投稿をしましたが、これが今までにないEGOISTを楽しめます。
今までで有名な曲で言えば、テレビアニメ『PSYCHOPASS』のエンディングテーマにもなった、『All Alone With You』という曲がありますが、これは「弱い人と言う存在が、ひとりでは生きていけない。誰かと(あなたと)ともにどんな茨道でも歩いて生きていく」というような少しどんよりしているけれど、明確な愛があるような曲だったんです。
これは歌詞だけではなく、曲調も正にそういった愛に溺れて暗くなった人々、でも明確にそうしないと生きていけない切なさが感じ取れます。
EGOISTにはそういった、寂しさや切なさが混在しながらもずっと聞いていられる曲が少なからず多かったです。
しかし、今回の『Gold』は作曲担当がGigaという事もあり(最近では、REOLの『第六感』の制作も行った)はハイテンポであり、かつてない明るさをEGOISTという味を崩さず歌ってくれています。
これまでにないEGOISTを聴いていただきたいです。

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9

本当にそこにキャラクターがいるようなライブです。

ノイタミナ作品『ギルティクラウン』より派生し、いまだに高い人気を誇るアーティスト『EGOIST』。
劇中歌およびOP曲・ED曲でのアーティストだったがファンが多く、今や作品を飛び出し活動しています。
ノイタミナ作品である『PSYCHO-PASS』『甲鉄城のカバネリ』『伊藤計劃三部作(屍者の帝国・虐殺器官・ハーモニー)』のみならず、ノイタミナ作品枠を飛び出し『Fate/Apocrypha』でのタイアップも実現しました。
タイアップ作品の雰囲気とEGOISTのもつ世界観が混ざりあった楽曲はどれも素晴らしいです。
タイアップ作品と同時収録されているB面の曲も良いものが多く、儚く綺麗な曲やポップで可愛い曲・カッコイイ曲などEGOISTの様々一面を見ることができます。
ライブ活動も積極的におこなっており、そのライブでは『ギルティクラウン』のキャラクターである「楪いのり」の姿をEGOISTのヴォーカリストであるchellyさんの動きにあわせており、動いて歌う楪いのりがそこにいます。
画面投影であるのですが3D技術が素晴らしく、まるで本当にライブ会場にいて3次元に存在しているかのように綺麗なモーションが魅力です。

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7

透明感ある歌声と、切ない歌詞が魅力。

EGOISTはアニメ「ギルティクラウン」のヒロイン・いのりがボーカルのアーティストグループ。アニメのヒロインがボーカルという事もあり、ジャケットのカバーなどもイラスト。
アニメの中のヒロインがボーカルのグループがここまで有名になるというのも、なかなか無い事なのではないでしょうか。それを可能にしたのは、何よりもまずヒロインいのりの優しくも芯の通った魅力溢れるキャラクター性と、その透明感ある歌声。元となった「ギルティクラウン」のアニメの中だけでなく、他のアニメの楽曲も提供しているEGOIST。架空のアーティストグループというのも、惹き付けられる要因の一つなのかもしれません。
楽曲は躍動感溢れるものから、切ないバラードまで様々。特に歌詞とメロディーが秀逸です。落ち込んだ時、悩んでいる時、静かに考えたい時、是非EGOISTの曲を聴いてみてください。おすすめの曲に「エウテルペ」という曲があります。その中の歌詞にはこうあります。「枯れていく友に おまえは何を思う 言葉を持たぬ その葉でなんと愛を伝える」と。言葉を植物達が、死に逝く友を目にして、彼らは一体どのような感情を持つのでしょう。植物に感情が無いと思う人もいるでしょう。それでも、この曲を聴けば、思わずにはいられないかもしれません。「言葉があるのに、どうして上手く伝えられないのだろう」と。
架空のアーティストだからこそ、惹き付けられる。そして、その透明感溢れる歌声と、どこか考えさせられる歌詞。人により、好き嫌いは別れるかもしれませんが、静かに癒されたい時に、EGOISTの曲をおすすめしたいと思います。