九条の大罪

九条の大罪

『九条の大罪』とは、真鍋昌平による日本の漫画作品である。『ビッグコミックスピリッツ』にて、2020年に連載が始まった。2023年には、累計発行部数が200万部を突破。作者の真鍋昌平は『闇金ウシジマくん』の連載終了後に、本作品の連載をスタートさせた。
主人公は、弁護士の九条間人(くじょうたいざ)。彼の特徴は、前科のある者やヤクザなど厄介な人間ばかりを相手にしている点である。また、一般的な弁護士とはかけ離れた発言や行動も目立っており、常に依頼人の利益となるために動いている。本人によると、法律と道徳とを分けて考えているためとのことだ。
加害者側は執行猶予を勝ち取って喜び、被害者側は金銭的に大損するという衝撃的な第1話で幕を開けた本作品は、SNSで大きな話題となった。単なる法律ものの作品ではなく、人間が抱えている葛藤や、心の揺れ動きも描かれている作品である。また、前述したように前科者やヤクザなどが多く登場するため、非日常を味わいながらストーリーを楽しむことができる。