恋は3,000マイルを越えて

恋は3,000マイルを越えてのレビュー・評価・感想

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恋は3,000マイルを越えて
7

さあ、あなたはどうする?

たられば。こうだったら、あの時こうしていればという意味を持つ言葉だ。
人間は選択の連続で人生を生きている。
物語は、アメリカ、フランス、それぞれの国で平凡に生きている人物2人がいくつもの偶然が重なり出会うことになる。

コーラでパリ旅行決まるなんて些細なきっかけ。
クロエがベルギーへ出張を命じられることで、二人がすれ違いキャリーケースがクロエの家に行きつく。
そこからジャックはキャリーケースを探しに奔走する。
普通のパリ旅行であれば、旅行の時のホテルの従業員なんてその日のうちに出会ったことさえ忘れてしまうだろう。
しかし今回、キャリーケースを探すという選択がより濃密なパリ旅行へとなる。
現実の人生でも、些細な事で顔見知りが親友とか奥さんとか大事な人となることさえある。
そんなきっかけがいくらでもおちていると気づかされた。

物語で残るか、進むか。ターニングポイントになる。
残れば、今の世界がきっと続いていく。
進めば、今のものがなくなってしまうかもしれない。
けれども、そこでまた違った出会いがあるかもしれない。
きっとこれを見る皆さんも人生の選択に悩むときはあるかもしれない。
どうなるかなんて、だれにもわからない。
人生は選択の連続だからおもしろいのかもしれない、さあ、あなたはこの映画を見てどうする?