アンストッパブル(2019年の映画) / ANGEL OF MINE

アンストッパブル(2019年の映画) / ANGEL OF MINEのレビュー・評価・感想

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アンストッパブル(2019年の映画) / ANGEL OF MINE
8

「私の天使」が原題

がっつりネタバレしているので、これからご覧になる方は読まないでいただきたい。
事故により、まだ赤ん坊だった娘を亡くした母親リジーとその家族の7年後。
ある日「もしや自分の本当の娘では?」と思える少女に出くわす。
そして母親の勘を頼りに少女に近づく。
他人や観客からしてみれば、リジーはストーカーそのものだ。執拗につきまとい少女家族を脅かしていくのだから。
まあ、子供を亡くしたらそんなものかもね。精神イカレちゃっても仕方ないよね。
にしても度が過ぎてやいないかい?
勝手にボートに乗せたりバレエの発表会に忍び込んだり、と思いながら見進めていく。
必然的に少女の母親や別居している夫側に感情移入しながらね。
だから後半20分の大どんでん返し!!にぶったまげることマチガイなし。
実は、少女は本当にリジーの実娘だった!…そんなことってある?
確かに、主演が狂気に満ちたサイコ女のまま終わる物語はあんまりないけどさ。
驚愕のラストに、リジーを敵として見ていた心が宙ぶらりんになる。でも面白い。
ただ欲を言えば、もう少し母親同士の対決シーンが見たかった。
主演のノオミ・ラパス、対峙する母親役のイヴォンヌ・ストラフスキー共にアクションが出来る女優さんたちなので余計に惜しい気がする。
でも、メッタ刺しや人が死ななくてよかった。結局ラストはハッピーなエンディングだったしね。
個人的には、娘のローラ役の女の子がめちゃくちゃ可愛くて、実の母親じゃなくてもメロメロになってしまった。