九月の恋と出会うまで

九月の恋と出会うまでのレビュー・評価・感想

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九月の恋と出会うまで
6

運命の人がだれなのか最後にわかって涙する映画

この映画はざっくりいうと、時間軸をもとにしてそこで出会う男女の物語です。川口春奈さん演じる北村香織は、ある日クーラーの通気口から、未来の声を聞きます。彼は、「隣に住んでいる平野(高橋一生)という男を尾行してくれ」と香織に頼みます。毎日尾行しているうちに、平野の人となりがわかるのですが、その間に香織の部屋には空き巣が入っていました。間一髪、空き巣から命を奪われることなく済んだ香織。平野と香織はお互い知り合い、香織は声の主の話をします。平野は小説を書いているので、ファンタジックな話を真剣に聞いてくれました。香織の話から、通気口からの声の主は、香織をわざと部屋から外に出させていたのではないかと平野は予想します。ちょっとややこしいのですが、平野がいうには、香織はいつかこの世からいなくなってしまう運命にあるのではないかと危惧。二人はその時の流れを変えようと手がかりを探します。なんとなく、二人は惹かれあっているシーンがムズキュンでした。香織は平野への気持ちに気づき、自分がいなくなってしまってもいいから、平野と一緒にいたいと告白します。最後、通気口からの声は「未来の平野」からだったということが判明。平野と香織は結ばれました。運命のひとが誰なのかわからないまま、物語は進み、最後に結ばれた二人には感動しました。高橋一生さんが、一生懸命香織のもとに走っていく姿には惚れ惚れしました。純愛を楽しみたい方におすすめです。