上白石萌歌 / adieu

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上白石萌歌 / adieu
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『さようならのあとは』

大河ドラマ『いだてん 東京オリムピック噺』、ドラマ『義母と娘のブルース』に出演した女優・上白石萌歌。姉は同じく女優・歌手の上白石萌音。
彼女にはもう一つの顔がある。『adieu』名義で活動している歌手。それがもう一人の彼女だ。
adieuが一番初めにメディアに登場したのは
松本潤(嵐)主演有村架純出演の映画『ナラタージュ』の主題歌として歌われた同名『ナラタージュ』(作詞・作曲 RADWIMPS 野田洋次郎)の歌唱、ミュージックビデオへの出演のみだった。
当時は謎の少女と紹介されており美しい歌唱、ミュージックビデオでは霧がかかる山から麦わら帽子にワンピースを纏う少女が歌の世界観に合わせて踊るように歌う情緒溢れる作品出演をし終わっている。
それから約4年後、上白石が女優としての活躍が目立ってきた頃あの時の少女は上白石萌歌だったと本人が公式Twitterで明かし話題となった。発表から彼女は少しずつ丁寧に歌手活動を行なってきた。ナラタージュ後のシングル「よるのあと」から話題のTHE FIRST TAKEへの参加、満を持して発表された『adieu2』は元々は音楽を聴くことで救われてきた彼女が歌手として本格的に世に出ていくべく相応しい作品となっている。作詞作曲陣は君島大空、古舘祐太郎、カネコアヤノ、汐入冬湖、小袋成彬、彼女が愛している音楽家達が名を連ねている。
プロデューサーは藤井風も務めているYaffleである。その後テレビ出演、LIVE、歌手adieuとしての活動を重ねてきている。
2021年8月25日のZeppTokyoでのLIVE(同時に配信も行われた)でのグッズ作成も本人が積極的に参加しアルバム作品の『天使』カネコアヤノ作詞作曲の歌詞の一部を表した「涙をちょっと小瓶」は上白石本人が考案した。LIVE当日まで売れるか心配であったが即完売だった。と様々な才能を広げている。

adieuはフランス語で長い別れを意味する「さようなら。」さようならから始まった彼女。これからも永遠に続けていくであろう。

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