ブラインドスポット / Blindspot

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ブラインドスポット / Blindspot
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全身タトゥーの女の秘密とは?

無数のネオンが夜を彩り、沢山の人々が行き交うNYのタイムズ・スクエア。一人の警官が、路上に放置された大きなボストンバッグを見つけた。警官がバッグに付いている紙タグを見ると「FBIに連絡しろ」と書いてある。不気味な緊張感が漂う中、爆発物処理班がバッグに近づいていくと…バッグが動いた。バッグのファスナーが開き、中から現れ立ち上がった「女」は、全裸だった。震えながら両手を上げた彼女の全身の肌には、無数のタトゥーが刻み込まれていた。
これが『ブラインド・スポット』の衝撃的なファーストシーン!
この映像は、全米のテレビドラマファンを驚愕させ、2015年秋の話題作ともなりました。
タイムズ・スクエアの路上に置かれたバッグから突如現れた「女」は、FBIに身柄を確保されたが、彼女には記憶が全く無い。名前すらわからない。FBIは「女」を「ジェーン・ドゥ」と呼んだ 。ジェーン・ドゥとは身元不明の女性を意味する。
一体、彼女は誰なのか?全身に彫られたタトゥーの秘密とは?
記憶を失っている「女」は高度な格闘技術を身につけており、無意識に反応する戦闘技術から、何らかの組織による特殊な訓練を受けていたはずだという背景が浮き上がってくる。このキャラクター設定は、マット・ディモン主演の『ジェイソン・ボーン』シリーズにも似ており、敵との戦いの中で過去の記憶と、自分が何者かを取り戻していく様が描かれる。
彼女の全身に刻まれているタトゥーの図柄や文字、数字には恐ろしい意味が含まれている。そのタトゥーの1つ1つがこれから起こる事件の数々の解決のヒントになっているのだ。
Blind spot(ブラインド・スポット)とは、盲点・死角という意味。このドラマは、視聴者に新たな視点と謎解きを与えてくれるに違いない。