リィンカーネーションの花弁

リィンカーネーションの花弁のレビュー・評価・感想

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リィンカーネーションの花弁
10

異能力バトル物が好きな方にオススメ

主人公の東耶は昔から何でも出来る兄と比べられて育ち、自分には兄を上回る才能が無いのだと劣等感を抱いていたが、ひょんな事から連理の枝という道具を手にします。この枝で自分の首を切ると歴史上の人物の才能が発現する。それは世間で讃えられる偉人だったり、はたまたシリアルキラーの様な悪人だったりと様々です。
本作はそれらの才能が発現した者同士のバトル漫画で、能力も才能にまつわる物(才能=ニュートン:能力=重力の実)で、成程なと感心しました。若干厨二病感は否めませんが異能力バトルと言う時点でそれは納得出来るかと思います。
様々なジャンルの才能が出て来ますが超有名な所からマイナーな所まであり、気になったらその偉人について調べてみるのもまた面白いかと思います。
ただ一つ気になる事は実在の人物と漫画の世界では性別が違う事が多々あるので、そう言うのが嫌いな人にはオススメ出来ません。
漫画としてストーリーを読むのも面白いですし、歴史物として過去を調べて自分なりに掘り下げて行くのも勉強(雑学かな?)になっていいのかなと思います。
まだ完結作ではありませんが、キャラ毎の話も丁寧に描かれていますし個人的にオススメしたい作品です。