クリーム(バンド)

クリーム(バンド)のレビュー・評価・感想

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クリーム(バンド)
10

ハードロックの源流

クリームは、1966年から68年にかけて活躍した英国のバンドです。メンバーはドラムのジンジャー・ベイカー、ベースのジャック・ブルース、そしてギターのエリック・クラプトンの3人でした。
クラプトンはクリーム以前にヤードバーズのギタリストとして活躍し、注目されていました。
彼らはブルースをカバーすると同時にオリジナル曲も演奏して、人気を博しましたが、メンバー間の人間関係の問題から解散に至ったのです。
彼らの残したディスクの魅力はどこにあるのでしょうか?
それは、卓越した演奏とブルージーなテイストを十分に持っている楽曲だと言えるでしょう。3人ともが優れたテクニックを持っていたことと、その組み合わせによって1×3がそれ以上になったということです。
さらにクリームは当時世界的に流行っていたサイケデリックサウンドを代表するバンドの一つでもありました。その煌びやかな音色の魅力は当時ライブで体験していたファンのみならず、今日ディスクで聴く人々をも魅了し続けています。
例えば代表曲の”white room”や”crossroads”などにはトラディショナル・ブルースがベースになっていることがよくわかります。そしてその上にサイケデリックなテイストが盛り込まれていると言えるでしょう。
このようなクリームの楽曲を多くの方々にお聴きいただきたいと思います!