ブラック・ウィドウ(映画) / Black Widow(film)

ブラック・ウィドウ(映画) / Black Widow(film)のレビュー・評価・感想

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ブラック・ウィドウ(映画) / Black Widow(film)
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映画『ブラック・ウィドウ』感想・レビュー

2021年7月8日公開の映画『ブラック・ウィドウ』に関する感想・レビューを書いていきます。
こちらの映画はマーベルコミックスというアメコミを実写化した、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)というシリーズの24番目の作品です。

主人公はスカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ。
彼女は幼いころロシアのレッドルームという組織に誘拐され、暗殺者として育て上げられた敏腕スパイです。
彼女はこれまでに数多くのMCUシリーズで活躍していますが、あまり多くの素性が語られていませんでした。
圧倒的な強さと抜群の容姿を備え、多くのファンがいるものの謎に包まれているエージェントの素顔に迫る物語となっています。

幼いころ過酷な訓練のさなかナターシャはとある任務で3年間同僚とともに偽装家族を演じることになります。
今までの訓練や任務と比べてはるかに穏やかな生活に任務でありながらも安らぎを覚えます。
しかしその任務は終わりをつげ、また過酷な日常に戻ってしまいます。
十数年の歳月が経ち支配されていたレッドルームを抜け出し、アメリカのS.H.I.E.L.D.に入隊します。
その後S.H.I.E.L.D.のエージェントとアベンジャーズのメンバーとして活躍する彼女はウルトロンとの闘い後、かつて所属していた壊滅させたはずのレッドルームがまだ存在していたことを知ります。
過去の自分と同じように支配・洗脳されているレッドルームのエージェントを目の当たりにしたナターシャはかつての家族とともにレッドルームを壊滅させることを計画します。

偽装家族との愛は本物だったのか。『アベンジャーズ / エンドゲーム』でナターシャが命をなげうってまで仲間を救ったのはなぜだったのか。
謎に包まれた魅惑のスパイの素顔をしれ、それでいてヒーロー映画としても痛快なアクションを楽しめる素晴らしい作品となっています。