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クレヨンしんちゃんのホラーは大人も怖い！
始まりから不穏なこの映画、おそらくしんちゃん映画史上最高にホラー要素がきつい映画だと思います。
テレビシリーズのクレヨンしんちゃんで、伝説級に怖いと言われている「恐怖の幼稚園だゾ」を見たことがある方はご存知だと思いますが、クレヨンしんちゃんのホラーは本当に大人でも怖いんです！
その場で「ギャー！！」とびっくりして終わりの怖さではなく、じわじわと体を這うようなジャパニーズホラー感がすごいです。
公開当時に映画館へ見に行ったわけではないのですが、巨大なスクリーンでしんちゃんのホラー映画は…、阿鼻叫喚だったのではないでしょうか。
とくにお子さんはトラウマになってしまうかも…？
とはいえ、いつものギャグ的ストーリーは健在で、自分そっくりのドッペルゲンガーが出現するらしいと噂のかすかべ。
ドッペルゲンガー出現の噂と同時に、なぜかダンスのサンバが流行り始めます。
もうサンバにハマっている人達は、「痩せるよ」等様々な誘い文句で、まだサンバを経験していない人に布教してきます。
しかし、その真意はとんでもない計画のためだったのです…！
とにかくホラー描写が激しく、我が家のテレビで見たのですが、風間くんのママのあたりは子供と思わず「ギャーッ！」と叫んでしまいました。
そのくらいの迫力です。4歳の我が子は「飛ばして！はやく飛ばしてぇ！！」と私にリモコンを渡しながら泣いていました。
その分、後半はしんちゃん映画らしいパニックとギャグの展開で、前半とのギャップがまた楽しい作品です。
「前半のホラー要素必要だった？」という論争をネットで見かけましたが、ストーリーに引き込むという点では成功していると思うので、私はああいった演出もアリではないかなぁと思っています。