X-MEN:ダーク・フェニックス

X-MEN:ダーク・フェニックスのレビュー・評価・感想

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X-MEN:ダーク・フェニックス
8

ただのアクションヒーロー映画ではありません!社会問題に切り込む、社会派ヒーロー映画です!

【なぜヒーロー映画の主人公は男性ばかりなのか?女性が主人公が当たり前の時代を作るアクション映画】

映画の主人公に男性ばかりが起用されるのが無意識に当たり前だと思っていましたが、この映画はその当たり前の感覚を壊してくれます。
映画の内容としては「主人公が強大なパワーを乱用してしまうが、仲間がそれを止めようとする」と言う王道ヒーロー映画の流れです。

この映画には沢山のヒーローが出てきます。勿論、男性ヒーローも出てきます。しかし、他のヒーロー映画と決定的に違うのは出演時間が多いのも主人公も「女性ヒーロー」と言う事です。

セリフの中に「X-MENじゃなくて、X-WOMANにした方がきっと良い」と出てくる事からも、この映画はよくある「痛快アクションヒーロー映画」ではなく、
「男尊女卑・女性蔑視等の人権問題を浮き彫りにし、女性の地位拡大や格差社会に一石を投じる」事にフォーカスしている社会派ヒーロー映画になっています。

そんな硬派な内容ですが、上映時間もヒーロー映画にしてはコンパクトにまとまっていますし、対立構造が分かりやすく最後まで飽きることなく見れるでしょう。
強いて欠点を言うと出演者にイケメンや美女が少ないと言う事でしょうか…。