だがしかし / Dagashi Kashi

だがしかし / Dagashi Kashiのレビュー・評価・感想

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だがしかし / Dagashi Kashi
8

駄菓子漫画にしては、ターゲット年齢層が高い作品です

連載当初から読んでいましたが、実在の駄菓子がテーマだとすぐにネタが尽きてしまうのでは?と思いました。いざ蓋を開けてみれば全く飽きない展開と、有り余るほどネタに溢れた駄菓子の深い世界です。

美人なのに駄菓子狂いでちょっと変わった蛍さんや、駄菓子屋を継ぎたくないからと漫画家を目指しているのに駄菓子の知識とそれを売り込むセンスがありすぎるココノツ、他にもたくさんの魅力的なキャラクターがいることで退屈する暇はないんですが、それにかまけて駄菓子がおざなりになることなく、しっかりとストーリーのメインには駄菓子が存在しているのが凄い。
ココノツが女性キャラの胸に触れてしまうといった、いわゆる露骨な「ラッキースケベ」はほとんど無いにも関わらず、セクシーさを感じるフェチ表現が各所に描かれ、こだわりの強さを感じます。

それらの要素を見ていると、作者であるコトヤマ氏が本当に駄菓子やフェチズムが好きなんだろうな、と考えたりもします。後で知りましたが、コトヤマ氏はフィギュアなどを含むおもちゃも好きらしく、だがしかしの各所に溢れる駄菓子愛とフェチズムはそう言った趣味と情熱がふんだんに詰め込まれているのでしょう。ハイクオリティ駄菓子漫画だと思っています。

だがしかし / Dagashi Kashi
6

駄菓子好きヒロインの癖の強さが良い

ジャンル的には駄菓子をテーマとした日常系ギャグアニメです。
田舎で駄菓子屋を経営する父を持つ主人公ココノツの元に大手菓子メーカーのお嬢様「枝垂ほたる」が出現、駄菓子に対する熱い情熱で、ココノツとその他幼馴染のサヤやトウ達を度々騒動に巻き込んでいくというお話です。
このアニメの最大の魅力はなんと言ってもヒロイン「枝垂ほたる」の存在でしょう。
容姿端麗なお嬢様という見た目とは裏腹に、その実中身は完全な駄菓子オタクという変わった人柄の持ち主で、このギャップがとにかくたまりません。
更にこのアニメの珍しい点は、ヒロインが単なる受け身のヒロインではなく、逆にストーリーを形成していく側に居る最重要キャラということです。
それ故に、本来主人公の立場であるココノツや他のメインキャラの殆どを食ってしまっている程です。
それをプラスと見るかマイナスと見るかは、視聴者様次第ですが。

気になる点があるとすれば、ギャグアニメにしてはインパクトが薄いというころでしょうね。
初期は結構積極的に視聴者を笑わせようという努力を感じますが、後半スタート時点で既にただ淡々とヒロインによる駄菓子のプレゼンをギャグ調に聞かされるアニメになってしまっています。
他のキャラクターも個性がまったくないというわけではありませんが、やはり先程説明した通りヒロインの存在感に完全に劣っている状態です。

キャラクター重視で、且つ安定した面白さを求める人に向いている作品だと思います。