着信アリ2

着信アリ2のレビュー・評価・感想

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着信アリ2
4

着信が来たら終わり

日本のホラー映画で、「着信アリ」の続編である。
着信を受けた人が呪いで死んでしまうという「死の予告電話」を受けるという展開は前作と変わらないが、大きな違いが日本と台湾という2つの国を舞台にしている点だ。
前作は柴咲コウさんが主人公を演じていたが、今回は別の主人公である。
保育士の主人公を演じるのは女優のミムラさん。
主人公の周りで次々と死の予告電話を受け、親しい人がどんどん死んでいき、遂には主人公自身にも死の予告電話がかかってくる。
物語後半は呪いの謎を突き止めるため、主人公の恋人と刑事と共に台湾を舞台にして話が進んでいく。
呪いの正体が前作とは少し違い、一人の少女が炭鉱でむごい殺され方をした炭鉱にたどり着くのだか、
そのむごいシーンが何度も何度も流される描写がかなりきつく、後半の話も長くかなりきつい展開が続く。
また、リーとリリィーという名前が出てくるのだか、聞き取りにくく区別がつきにくい。
映画の終わり方もかなりモヤっとしていて、すっきりせずに終わる。
前作からの独特な着信音が特徴的で耳にずっと残って、気持ち悪さが増すのだ。
ガラケーが流行していた時代の作品なので、着メロに馴染みがない世代には向かないかもしれない。

着信アリ2
5

着信アリってそんな話でしたっけ

1の設定は全部覆されましたってかんじでした。
美々子ちゃん被害者で、もともとは台湾のほうの呪いってもう別物の話ですね。
携帯のメモリに入っている人から選ばれるから、友達なくすとかの演出もないし、アクション的っていうか、普通のお化けからにげるみたいな話でした。
台湾の話にしたのにも必然性があるように思えないし、ただ、台湾に行きたかっただけじゃと勘ぐってしまいます。
前みたいに、リング的な、何が呪いのもとなのかみたいな謎解き的なところもないし、そんなに怖くないです。
新たな呪いの根元の話はなかなか怖いし、悲しいものでした。
口を縫われて、殺されるなんてかわいそうすぎます。
ビジュアル的にはそんな怖くありませんでした。
口が鮮明に書かれていないからでしょうか。
あと、何日かで死ぬ人も、そんなわけないでしょってかんじでもなく、だからってすごく怖がっているわけでもないし、どういう演出プランやねんってかんじです。
キャストの方は、瀬戸朝香とか滑舌がよくないし、ミムラも新人だしなあってかんじであまりうまくはないなあって気がします。
吉沢くんは、ああ、動物のお医者さんだなあと思います。
面白くないわけでもないけど、なんの話かはよくわからない話でした。