黒白のアヴェスター

黒白のアヴェスターのレビュー・評価・感想

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黒白のアヴェスター
10

始まりの神座・真我

黒白のアヴェスターという作品をご存じだろうか。
これは知る人ぞ知るゲームのPARADISE LOST、Diesirae、神咒神威神楽と設定を共有したWeb小説である。
Entyという名のサイトで支援者に配信されている。
さて、内容に関してだが一言で言えば善と悪の戦いを描いたものである。
この作品の世界では全ての生物が「善」と「悪」のどちらかに属することになっており、この両属性は決して相容れず、争う定めにあるのだ。
そんな世界で悪の頂点に立つ「魔王」と呼ばれる存在から生み出された「善」の主人公・クイン。
彼女の生み出された理由は奇跡の蒐集。
生みの親である魔王が善の力の源である「みんなの力」、「奇跡」とは何かを知るために彼女を善として生み出したのだ。
そんなクインが出会ったのは善に属していながらまるで悪のような風貌の顔を隠した全身鎧の男・マグサリオン。クインは不思議と彼に興味を持つ。
彼の行く末に何かが待っている。そう感じて。
ではここからは私の感想だが、やはり面白い。それに尽きるだろう。
シリーズのファンならまず読んだ方がいい。
何故ならこの作品は他シリーズ全ての始まりであり、しかもこの作品が成功すれば企画が頓挫してしまった「Diesirae PANTHEON」の復活があるかもしれないのだ。

ここまでの情報をまとめる。
1.善と悪で戦っている世界
2.主人公クインがマグサリオンという男を追いかける話
3.シリーズファンなら絶対に読んだ方がいい
4.支援することでDiesirae PANTHEONが復活するかもしれない
5.ここからシリーズに触れるのも全然あり

以上。