RAZOR / レザー

RAZOR / レザーのレビュー・評価・感想

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RAZOR / レザー
10

容姿は美しいが泥臭いライブをするバンド

RAZORはヴィジュアル系のバンドです。
2016年11月に結成されたまだ歴が浅いバンドではありますが、メンバーはキャリアが長い人が揃っているのでヴィジュアル系の中では中堅と言っても良いでしょう。
毎年定期的にシングルとアルバムを出していて、全国ツアーも頻繁に開催されています。
また、台湾やタイなど海外でのライブ経験もあり、世界各国にファンを増やしつつあるバンドです。
そんなRAZORの魅力は、なんといってもライブが泥臭いことです。
ヴィジュアル系バンドということもあり、見た目は濃い化粧と派手な衣装で飾っているので、初めて見る方にとっては驚く部分があると思います。
しかし、そんな現実味のない綺麗な容姿とは裏腹に人間味のあるメンバーが繰り広げるライブは常に泥臭く、生きていることを感じさせられます。
今まで出してきたシングルとアルバムは多数ありますが、その中でも1stアルバム『千年ノ調べ』は、暴れ曲からバラードまでありのままの心情を描く曲ばかりが詰められています。
このアルバムを聴けばRAZORの取っ掛かりにもなるので、ぜひ聴いてみてください。
この他、『DNA』や『完全無欠』など、王道のヴィジュアル系ではありながらもロックテイストで生を表現した曲が多く存在します。
ステージ上で常に人間臭い表現できるバンドといえば、RAZORを思い浮かべます。