アダムス・ファミリー2 / Addams Family Values

アダムス・ファミリー2 / Addams Family Valuesのレビュー・評価・感想

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アダムス・ファミリー2 / Addams Family Values
7

アダムス・ファミリーよ永遠に

1993年公開の続編。
スタッフ、キャストはほぼ続投。
ハマり役たちの怪演はますます絶好調!
やっぱり、続編はそうでなきゃ!
でも、新キャストも続編の魅力の一つ。

前作のラストでモーティシアが仄めかしていた通り、この奇妙で愉快なオバケ家族に新たな一員が誕生。
可愛い可愛いベイビー、ピューバート。
溺愛されるが、その存在を喜んでいないのがウェンズデーとパグズリーの姉弟だった。
新しい子供が誕生したら捨てられるというヘンな迷信を信じる2人は、あらゆる手を使ってピューバートを殺そうとするが、さすがアダムス家の子供。
自然体で難なく回避する。

心配した両親は乳母を雇う事に。
幾人にも断られるも、やっと採用者が。
若く、魅力的な女性、デビー。
そんな彼女に心を奪われた人物がいた。
それは、フェスターだった。
大人たちは彼女に絶対の信頼を寄せているようだけど、勘の鋭いウェンズデーは怪しむ。
そう、デビーは巷を震え上がらせている、資産家の男と結婚しては殺す、“黒クモ女”の異名を持つ連続殺人犯だった…!

デビー役、ジョーン・キューザックが続投キャストらに負けず劣らずの怪演。
前作はオバケ家族vs財産狙いの高利貸し夫人&悪徳弁護士だったが、今回はvs女殺人鬼。
オバケより人間の方が遥かに貪欲で恐ろしいという皮肉でもある。

前作も面白かったけど、本作の方が好きかも。
急ぎ足だったけど見てよかった。

アダムス・ファミリー2 / Addams Family Values
9

サマーキャンプ

アダムス・ファミリーは、1より2の方が好きです。ウエンズデイと兄が、企みのあるベビー・シッターにより、サマーキャンプに追いやられるのですが、その話がとてもおもしろいです。私は人とうまく付き合えないし、アメリカのサマーキャンプという習慣は、一番嫌な習慣だなと思っていました。この映画では、サマーキャンプというのが、勝ち組の、カースト上位のためのものであり、下のやつらのことなんて、何も考えてないことが、大げさに、嫌味たっぷりに描かれていて、やっぱりアメリカに住んでなくてよかったと思い知らされます。そして、ウエンズデイたちのサマーキャンプでの逆襲はすごく爽快で、見ていて気持ちいいです。あと、メインの話は、お父様の兄の結婚話なのですが、それもおもしろいです。カマトトぶるベビーシッターとそれに気がつかない兄との会話がおもしろいし、肉欲に負けるところとか子供も見る映画なのに、ブラックユーモアが効いていていいなと思います。また、このファミリーの話が見たいけど、ウエンズデイといえば、もうクリスティーナ・リッチしか無理だと思うし、あの母親もあの役者さんしか無理だと思うし、他の人もそうなので、もう新作は無理かなと思います。それほど、いいキャスティングの映画だったと思います。