climbgrow / クライムグロー

climbgrow / クライムグローのレビュー・評価・感想

New Review
climbgrow / クライムグロー
10

滋賀発最強ロックンロールバンド

滋賀発のロックンロールバンドclimbgrow(クライムグロー)。バンド名の由来ははclimb(登る)とgrow(成長する)を組み合わせた「成り上がり者」という意味の造語。独自に思い付いたのではなく、実はボーカルの杉野泰誠の父親が経営する美容院の名前である。

バンドの構成は、現在は杉野泰誠(ボーカル・ギター)、近藤和嗣(ギター)、谷口宗夢(ドラムス)と3名であり、サポートのベーシストに現在は支えられている。

チバユウスケを彷彿させるような杉野のブルージーで嗄れた声、人間味溢れるストレートな感情を綴った歌詞が際立った魅力だが、ミュージシャンとしても皆テクニカルかつ圧倒的な演奏力があるバンドなのだ。

強面なルックスではあるが、おばあちゃんを大事にしたり、愛犬プードルの歌を作ったり、しゃべりかけたくても先輩バンドに声をかけにくいというとても繊細でナイーブな一面もある。

滋賀県を盛り上げようとし、月一で自主企画イベント「DROP DROP DROP」をホームグラウンドであるライブハウス、滋賀浜大津B-FLATで開催している。ファンの人に一度は滋賀県に訪れてもらい、魅力を発見してほしいという願いとともに、ホームグラウンドならではのリラックスした雰囲気でワンマンを堪能してほしいという想いから、イベントには毎回テーマがあるのも注目点だ。

climbgrow / クライムグロー
10

しゃがれ声が魅力的な滋賀県出身のロックンロールバンド

「ロックバンドです!」と自分たちを紹介しておき、金髪、タトゥーだらけの腕を見せびらかせながら、
実際演奏し、歌い出したら「えっ!」って失笑をかいそうになるへなちょこな弱々しい甲高い声のバンドっていませんか?
アーティスト写真を音楽フェスのサイトで見かけて、「お!」と興味を引かれたものの、
YouTubeに飛んで楽曲を聞いてみると、歌謡曲以下のへなちょこなバンドがたくさんいます。
がっかりすることが多すぎて、もう日本の音楽業界はだめかも…って思っていた矢先、やっと出会えました、climbgrow(クライムグロー)。滋賀県出身の23才の4人編成のロックバンドです。
何が魅力かというと、皆ルックスがいいのは当然なのですが、演奏力もあり、何が一番かというとボーカルの杉野泰誠のしゃがれ声。
The Michelle Gun Elephant / The Birthdayのチバユウスケを彷彿させます。
また、日本語をとても大事にしていて、中途半端な英語に逃げていないのがとても好感が持てます。
代表曲には「極彩色の夜」や「叫んだ歌」などがありますが、これからいっぱいいい曲を生み出してくれそうです。
とても楽しみですね。

climbgrow / クライムグロー
10

滋賀県発の最強ロックンロールバンド

滋賀県出身、1996 年生まれで現在23才の4人組ロックバンド。杉野泰誠(ボーカル・ギター)、近藤和嗣(ギター)、田中仁太(ベース)、谷口宗夢(ドラム)により2012年結成。ボーカルとギターとベースが同じ中学出身でバンドを結成し、あとからドラムを高校生の時に声をかけて参加させた。高校生のバンド甲子園とも言えた「閃光ライオット2014」(今はもうない)では準グランプリを受賞し注目を集めた。翌年10月には、タワーレコードのロックレーベル、too basara?s people recordsより全国流通盤ミニアルバム『Enter Here』をリリース。2016年9月に配信された「BLOOD MONDAY」は「ぱちんこCR蒼天の拳天帰」挿入歌と なり、iTunes ミュージックビデオ部門 デイリーチャート20位を獲得。
このころからボーカルの杉野はパチンコにハマる。2017年7月に、Narisome Recordsより、「EL-DORADO」、「FREEDOM」の2作品を発表し、2018年9月5日には最新ミニアルバム「CROSS COUNTER」をリリース。2020年1月にインディーズベストアルバム「EL-RODAR」がリリースされる。

バンド名はclimb(昇る)とgrow(成長する)を組み合わせた「成り上がり者」という意味の造語。杉野泰誠(ギター・ボーカル)の嗄れた声は唯一無二であり、軟弱な高音ボーカルが多い昨今の音楽シーンに殴り込みをかけるがごとくだ。