隣人13号 / 隣13

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『隣人13号(隣13)』とは井上三太原作の日本のサイコホラー漫画である。通称『隣13(りんじゅうさん)』と呼ばれている。いじめと解離性同一障害(二重人格)をテーマにしており、カリカチュア化された描き方や個性的な脇役などが特徴な作品である。後に小栗旬(十三)・中村獅童(13号)の主演で実写映画化された。建設作業員の村崎十三は小学生の頃いじめられていた。同級生の赤井トールに硫酸をかけられ、顔を焼かれた。その瞬間から臆病な十三の中に凶暴な別人格「13号」が誕生した。13号は赤井に復讐を目論んでいた。

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隣人13号 / 隣13のレビュー・評価・感想

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隣人13号 / 隣13
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深く考えさせられる映画

若き頃の小栗旬と良い意味で悪役が似合う中村獅童とが、入れ替わる二重人格を扱ったサイコスリラーな映画です。
同作品は井上三太が原作でコミックスコラに連載されていた同作を映画にした作品です。

幼少期に酷い虐めにあい13号と言う別人格が生まれ、昔虐めていた男、赤井トール(新井浩文)に復讐をしていきますが、
十三の人格が徐々に13号にのっとられて計画が崩れていきます。

十三(小栗旬)の悲しげな表情や、ラストの13号(中村獅童)からの幼少期の記憶の表情が凄く考えさせられ、
ボタンを一つかけ違えるとこんなにも人生はかわってしまう、そんなふうに考えさせられてしまう作品です。
現代社会において虐待や虐めなどの事件がおきると親などが逮捕されていきますが、
被害者が幼少期に受けたものは本人が大人になってから、同じ事を繰り返したり何らかの犯罪を犯す事が多いです。
被害者の心のケアをしていかないとと考えさせられます。
作品としては何も考えずに見ると頭出しからの一人の(?)二人の思考は理解に苦しむかもしれませんが、
全体的に見るとこの映像が無いとラストの理解がつながらなくなります。

原作の漫画と映画とでは違う終わり方ですが映画の終わり方も凄く良かったです。
原作を見ていない方は是非ごらんくだい。

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