チャンネルはそのまま!

チャンネルはそのまま!のレビュー・評価・感想

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チャンネルはそのまま!
10

「おすすめのドラマある?」と聞かれたら一番に、この『チャンネルはそのまま!』を挙げたい

漫画が原作であり、作者は『おたんこナース』や『動物のお医者さん』で知られる佐々木倫子氏。
テレビ局を舞台にした物語で、2019年に北海道テレビ放送が開局50周年記念として実写ドラマ化した。
そのため実写ドラマは北海道テレビ放送局の旧社屋と新社屋を使った、実際のテレビ局内で撮影されているのも見どころのひとつ。
主人公を演じるのは芳根京子。この主人公はいわゆる「憎めないバカ」。
その「バカ」の匙加減を芳根京子が抜群のセンスで演じており、絶対自分のそばにいてほしくないけど目が離せない、とっても魅力的な主人公だ。これは芳根京子じゃないと演じられない、と思ってしまうほど。
またその「バカさ加減」にツッコみをいれるほかの登場人物や画面的な演出が素晴らしく、思わず声を上げて笑ってしまう場面が多い。
それなのに物語はしっかりしており、特に最終回の芳根京子と大泉洋のシーンは派手な演出もないのに見入ってしまう、まさに圧巻の筋書きとなっている。
北海道テレビ放送ということでTEAM NACSのメンバーはもちろん登場しているが、ほかにも東京03やももいろクローバーZの百田夏菜子などもゲスト出演しているのも見どころ。
年齢関係なく誰もが楽しめる、素晴らしいドラマだ。