DUNGEON ENCOUNTERS / ダンジョンエンカウンターズ

DUNGEON ENCOUNTERS / ダンジョンエンカウンターズのレビュー・評価・感想

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DUNGEON ENCOUNTERS / ダンジョンエンカウンターズ
9

システムを楽しむ美しいゲーム

シンプルで奥深く、ハマるそしてゲームデザインの奥深さを知り、面白さを学ぶ「ダンジョンエンカウンターズ」はそんなゲームである、武器屋や宿屋、敵などのイベントは数字で表現され、アニメーションも無くただダンジョンを突き進む。

バトルは懐かしのアクティブタイムバトルが採用、音楽はファイナルファンタジーの植松伸夫さんによるクラシックの名曲をアレンジが懐かしく新しい。ダンジョンで行方不明の仲間をスキルを使い探し、仲間を増やしダンジョンを一つ一つ乗り越え最深部へと、グラフィックも美しくアニメーションはしないがもっと見たいと思わせてくれる。

ここまでゲームシステムを楽しませてくれるゲームは他には無いだろう。システムの美しさがもう一度と思わせてくれる。

大作のゲームもいいが、シンプルなこういうゲームもハードディスクに入れておくのもはいいと思う。10回ずつ、ちまちまとダンジョンをクリアーしていく喜び、これもゲームの楽しさ、面白さの一つなのだ、と再認識させてくれる。

緊張感半端ないゲームだがこういう緊張感もゲームにはある、それが面白さにつながるそんなことを教えてくれる。ゲーム実況にも向いているので幅広い世代にもっと知って欲しいゲームである。

DUNGEON ENCOUNTERS / ダンジョンエンカウンターズ
9

RPGの本来の面白さが凝縮

戦闘、探索、装備、やりこみ。RPGを最初にプレイした時の面白さを思い出させてくれるようなゲームです。
ゲームジャンルはいわゆる通常のRPGです。本ゲームはとにかく見た目がシンプルで、マップは四方のマス目、店や戦闘区域は数字で表されています。その分味気ない、とっつきにくいという印象を持つかもしれませんが、ゲームを始めるとそんな最初のイメージを忘れてしまうくらいに熱中できます。
最低限のシナリオを伝えるオープニングの後、プレイヤーは直ぐダンジョンに潜ることになります。ダンジョンの深層に向かいつつ仲間を助けるというのが大きな目標なのですが、このやりくりがとても面白いです。多くの人は最初に5人の初期メンバーの中から4人パーティを組んでダンジョンに挑み、そして数階下で全滅することになると思います。すると全滅した4人はその階層に取り残され、残った一人で救出しなければいけないというピンチに見舞われます。このヒリつきとメンバーのやりくりを自分で考えて実行する楽しさはRPGが好きな人にはたまりません。なお、一度戦った敵の情報等は細かくデータで見ることが出来るため親切な仕様なので、すぐに詰むというわけではありません。
戦闘方式はATBと呼ばれるFF等で採用されているシステムを取っています。開発者の方がこのATB方式の第一人者とのことで、戦闘自体もあと1点の打点に頭を悩まされ、能力の1ポイント上昇に喜べる綿密な調整がなされています。
美麗なグラフィックやスマホゲームの作業に疲れた人、やりこみが好きな人にお勧めです。

DUNGEON ENCOUNTERS / ダンジョンエンカウンターズ
10

懐かしい思考のRPG

Nintendo Switch、ps4、STEAMで発売中のダウンロードソフト、シンプルでサクサクと進むファイナルファンタジーシリーズでも採用されていたATB(アクティブタイムバトル)がおじさんゲーマーには懐かしく、最近のゲーマーにもRPGの面白さを再認識させてくれるだろう。
音楽もファイナルファンタジーシリーズでおなじみの植松さんが制作したクラシックのアレンジ楽曲もファイナルファンタジーシリーズをやったことがある人はどっか懐かしく、クラシックのアレンジが新鮮でいい感じにゲームを楽しませている。
デザインはシンプルだが昔のRPGの戦略性の面白さを再認識させ、ダンジョンを1回づつきちんと走破するとアビリティーが少し上がるが、普通にいけない場所をどう行くか考える、パズル的な要素もついやり込みたくなる要素のひとつである。
ダンジョン攻略は結構長いがシンプルでサクサク進むのでRPGに手を出しづらいなあと思っている人も気軽に楽しめ、シンプルなゲームなのでちょっとずつ進めることがしやすいのも今時のRPGとして楽しめる点だと考える。
おじさんゲーマーにはどこか懐かしく新しい、若いゲーマーにはしっかりシンプルかつやり込める要素もある骨太なRPGとして幅広い層におすすめできる作品である。