クルエラ / Cruella

クルエラ / Cruella

『クルエラ』とは、2021年公開されたアメリカのクライム・コメディ・ドラマ映画である。本作品は、ディズニーのアニメーション映画『101匹わんちゃん』に登場するヴィラン、クルエラ・ド・ヴィルの起源を描いたスピンオフ作品。
物語は、1960年代のロンドンを舞台に、若きエステラ(後のクルエラ)がファッション業界での成功を目指す様子が描かれている。彼女は著名なオートクチュールデザイナーに才能を見出され、彼女の創造性と反骨精神が花開いていくが、やがて彼女の闇と狂気が浮かび上がっていく。
エマ・ストーンがエステラ(クルエラ)役を演じ、エマ・トンプソン、ジョエル・フライ、ポール・ウォルター・ハウザーらが共演している。
視覚的に洗練された映像美やファッション、演技力の高さなどが評価されており、日本では5億円の興行収入を記録した。ファッション業界もテーマとなっているため、作中の衣装も話題となった。また、数々の賞にノミネートされ、アカデミー賞の衣装デザイン賞を受賞した。

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『クルエラ』とは、2021年に公開された、アメリカ合衆国の映画である。監督はクレイグ・ギレスピー、主演はエマ・ストーンが務めた。舞台は70年代のロンドン、親を亡くしたエステラ・ミラーはファッションデザイナーになることを決意する。ある日、伝説的なカリスマ・デザイナーのバロネス・フォン・ヘルマンと出会い、自身の才能を磨いていく中で、自分の出生の秘密を知った。ディズニーの映画『101匹わんちゃん』の悪名高きヴィランであるクルエラの、誕生秘話を知ることができる内容となっている。

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「アメイジング・スパイダーマン2」は、映画「スパイダーマン」のリブート(再始動)作品。 恋人「グウェン」を危険にさらさないという、彼女の亡き父との約束に悩む「スパイダーマン」こと「ピーター」は、両親の死に繋がる大きな陰謀に巻き込まれ、運命に翻弄されていく。

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『ハリー・ポッター』シリーズとは、J・K・ローリングによる小説およびそれを原作とした映画、舞台、ゲームなどのメディアミックス作品である。普通の少年ハリー・ポッターはある日自分が魔法使いである事を知らされる。魔法学校で魔法を学び、仲間と友情を育むハリー。そんな中、両親を殺した宿敵ヴォルデモートとの戦いが始まる。舞台はイギリスの魔法界。作中にはイギリス魔法界ならではの料理・食事・食べ物・お菓子・飲み物が登場する。人間界には無い少し変わったものも登場し、作品に楽しさ・面白さといった彩りを添えている。

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アラジン(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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ディズニー製作の大ヒットアニメ映画。 貧しい青年アラジンが王女ジャスミンと出会うことから話は始まる。 願いを三つ叶えてくれるランプの魔人・ジーニーは貧しいアラジンを王子に変身させ、ジャスミンとの恋の成就を後押しする。 しかし、最大の敵であるジャファーの魔の手が忍び寄るのであった。 アラジンとジャスミンが魔法の絨毯で空を舞う際に流れる「ホール・ニュー・ワールド」は珠玉の名曲として知られる。

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ムーラン(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ムーラン(原題:Mulan)』とは、アメリカのディズニーで1998年に制作された、古代中国を舞台としたディズニー映画である。中国の伝説の人物である「花木蘭」をモデルに描かれている作品。2020年には実写映画化もされたが、こちらの作品は多くの波紋を呼んでいる。古くからのしきたりに従う周囲に求められる女性としての自分、自分らしく振る舞いたいという気持ちを持つ自分とで葛藤をするムーランが、父の代わりに男装して出兵することをきっかけに多くの困難を乗り越える過程と成長する姿を描いた物語である。

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トイ・ストーリー3(Toy Story 3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

トイ・ストーリー3(Toy Story 3)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

ピクサーによる生きたおもちゃの物語3作目です。おもちゃで遊ばなくなったアンディと、遊んでほしいおもちゃたち。大学に同行するカウボーイ人形のウッディ以外は、捨てられたと思い込んで保育園に寄付される道を選びます。そこが、おもちゃの楽園に見せかけた地獄だとも知らずに。容赦ない展開と冒険に手に汗握る、それでいて爽快にして感動の物語です。ジョン・ラセター製作総指揮、リー・アンクリッチ監督。

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Mr.インクレディブル(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『Mr.インクレディブル』とは、ディズニー配給・ピクサー製作、ブラッド・バード監督による長編フルCGアドベンチャー・アニメーション映画。一般市民として暮らしていた驚くべき怪力を持つ元スーパーヒーローが、謎の伝言が届いたことから、再びスーパーヒーローとして同じように特別なパワーを持った妻や子供たちとともに邪悪な敵に立ち向かう。2004年製作・アメリカ作品。

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カーズ(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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「カーズ」は2006年6月9日に公開のピクサーによって制作された長編アニメーション映画作品。第64回ゴールデングローブ賞アニメーション映画賞を受賞。車の世界を舞台にした圧倒的なスケールとスピード感溢れる映像、そして温かい物語のラスト。名曲も多いと話題の映画。期待のレーシングカー、ライトニング・マックィーンが小さな町の住人たちとの出会いをきっかけに大切なものを学び成長していく物語。

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リメンバー・ミー(Coco)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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「リメンバー・ミー(Coco)」とは2017年に公開されたアメリカのフルCGアニメーション映画作品。ピクサー・アニメーション・スタジオの劇場公開長編第19作目。家族に反対されながらもミュージシャンを志す少年が死者の世界に迷い込み、自身の先祖に関する秘密を知っていくストーリー。家族の絆をテーマとしている。

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トイ・ストーリー2(Toy Story 2)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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ジョン・ラセター監督による、生きたおもちゃたちの冒険を描くアニメ映画の2作目。アンディ少年の親友、カウボーイ人形のウッディは、実はプレミア人形。おもちゃ屋の社長にビジネスの道具として持ち去られた上、オフィスのおもちゃ達からいずれ持ち主から忘れられると聞き、帰るべきか迷います。一方、アンディの部屋では捜索隊が組まれてウッディの救出に向かうのでした。前作以上に見せ場もメッセージも盛り込まれています。

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魔法にかけられて(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『魔法にかけられて』とは、2007年にウォルト・ディズニー・ピクチャーズが製作したミュージカル映画。ディズニー伝統のアニメーションと実写を融合し、過去のディズニー作品からのセルフパロディや楽しいミュージカルナンバーを随所にちりばめて描いたファンタジック・ラブ・コメディ。王子との結婚式の日に魔女に騙されて現代のニューヨークへと送り込まれたおとぎの国のプリンセス・ジゼルは、見知らぬ世界の中で困り果てていた時、弁護士の男性・ロバートと出会い、やがて彼に惹かれていく。

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モンスターズ・ユニバーシティ(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『モンスターズ・ユニバーシティ』とは、2013年にディズニーとピクサーによって制作された映画である。略称は『MU』。2001年に公開された『モンスターズ・インク』の続編で、最強の怖がらせ屋のモンスター・マイクとサリーの大学時代が舞台となっている。夢に向かってひたすら努力をするマイクと、才能に頼って努力を怠けるサリーの出会いと成長を描いた冒険物語になっており、マイクとサリーの関係性の変化や、前作とのつながりが描かれている。

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カーズ2(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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2011年7月30日公開の大人気カーズシリーズの第2弾。ピクサー映画で「トイ・ストーリー」シリーズ以外で初めての続編長編作。ジョン・ラセターとブラッド・ルイスの共同監督。カーズの主人公「ライトニング・マックィーン」が仲間たちと一緒にワールド・グランプリに出場する。初めてレースについてきた親友の「メーター」がスパイと間違われ悪の組織と闘うことになる。メーターが大活躍する友情がテーマの物語。

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塔の上のラプンツェル(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『塔の上のラプンツェル』とは、2010年11月24日にアメリカで公開された、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが製作の第50作目の長編アニメーション映画である。バイロン・ハワードとネイサン・グレノが共同で監督を務めた。魔法の髪を持つ少女ラプンツェルは幼い頃、魔法の髪を独り占めしようとしたゴーテルにさらわれ、森の中の塔で育てられた。塔から出ることを許されず、誕生日にだけ空に浮かぶ灯りを間近で見るのが夢だった。そんな所に現れた青年フリン・ライダーとその灯りを見に行く旅に出る。

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モンスターズ・インク(ピクサー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『モンスターズ・インク』とは、ディズニーとピクサー製作の長編3DCGアニメーション映画。公開前から、ユニークで愛らしいキャラクターが脚光を浴び、2001年、全米で記録的な大ヒットとなった。夜な夜な子どもたちを脅かすくせに実は子どもが大の苦手というモンスターたち。彼らの世界に小さな女の子が紛れ込んだことから巻き起こる騒動を友情と愛情を織り交ぜてコミカルに描く。ベテランアニメーター、ピート・ドクターの初監督作品。

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ムーラン2(ディズニー映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『ムーラン2(Mulan II)』とは、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ製作、ディズニーの人気作品『ムーラン』の続編である。『ムーラン』の物語から1ヵ月後、主人公のムーランとシャン将軍が新たな任務を受け、旅に出る物語である。そのため、前作とリンクする部分も多々見受けられる。2005年にアメリカで公開された。日本では劇場での公開は無かったが、2004年に先行してビデオで販売された。一方で、主要キャラクターの中には今回新たに登場する者もおり、新しい『ムーラン』を見せることにも成功している。

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クルエラ / Cruellaのレビュー・評価・感想

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クルエラ / Cruella
9

ディズニー史上最もおしゃれで性悪な少女がクルエラとなるまでのスピンオフ映画を紹介します。

『101わんちゃん』の悪役 "クルエラ” にも可愛らしい少女の時代がありました。
幼少期からファッション好きでデザイナーを目指していたクルエラは、とある出来事をきっかけに母親を失ってしまいます。
素行が悪く問題ばかり起こしていたエステラ(のちのクルエラ)は、その後、亡くなった母親のために「いい子」になろうと努めます。
しかし、身元も分からず、学校にも通っていない彼女が就職をし、普通の生活をすることは至難の業でした。
そんなある日、エステラは、泥棒仲間のジャスパーが勝手に応募をした求人に合格し、有名百貨店リバティで働くことになります。
そして、たまたまショップを訪れていた、カリスマデザイナーのバロネスに目を付けられ、大好きなファッションの世界へと飛び込んでいきます。

『クルエラ』を鑑賞し、印象的だったのは、ロンドンのファッション業界という華やかな世界と悪役との結びつきです。
この二つは一見、別世界のものと思われますが、映画鑑賞後は、妙な納得感と満足感を得ることができます。
エステラという主人公は、誰もが共感を覚えるような根っからの善人ではなく、むしろ悪人体質です。
しかし、他のどのヴィランとも違い、人間的部分を持っているからこそ、映画を観ていて共感できる部分も沢山ありました。
一度失敗をし、それでも夢を追い諦めない不屈の精神が、観る人に感動と勇気を与える映画です。
『101匹わんちゃん』にもつながる世界観なので、ディズニーやファッション、洋画好きの方には是非見てほしい一作です。

クルエラ / Cruella
9

魅力的なヴィラン

なんか、ファッションがとてもよかったです。もともとクルエラってオシャレだなと思っていたけど、本作を見てやっぱりすごいファッションセンスとワクワクしました。もちろんクルエラ以外の人のファッションもおしゃれで、これぞイギリスという感じでした。時代もちょっと昔で、でもいちばん舞台映えする時代って感じでした。101匹わんちゃんの前日譚と言うことで、最後にはそこにつながるような演出もあり、よかったです。こういう悪役主役の話も好きなんだけど、犬も大好きだから、もし犬がかわいそうな目にあったり死んだりしたらとドキドキしてました。そんなことなくて、よかったです。エマ・ストーンの演技が素晴らしかったです。クルエラってもっと骨張った感じの女ってイメージですが、ちゃんとクルエラの若い頃に見えました。そして、とてもキュートだし、強くて自分を持っているし、かっこよかったです。クルエラに惚れる人が多いのうなづけます。まあ、ほんと自分勝手な女ですけどね。でも魅力的っていう…。これはもう続編を作るしかないんじゃないですか?それくらい良かったです。出てくるキャラはみな個性的だし、オシャレだし、音楽もいいし、さすがディズニーさんと、感心してしまう、いい映画でした。

クルエラ / Cruella
9

スタイリッシュな映像と70s音楽がたまらない!

ディズニー映画「101匹わんちゃん」の悪役、クルエラがどのようにして悪役になって行ったかの実写版映画。
アウトロー生活をするクルエラが仲間の力を借りてスタイリッシュにファッション界へのし上がり、復讐をしていく姿を70年代のイギリスのバンドを中心としたミュージックでエキサイティングしながら2時間の映画を飽きることなく楽しめました。
「さすがディズニー、お金をかけてるなぁ〜」と思えるグラフィックも見どころの1つ。
孤児になってしまったクルエラと仲間たちが生きるためにコソ泥をしながらも、クルエラの夢を叶えるために底辺でもがきながらもなんとか頑張る姿と、ファッションデザイナーのトップの生活の差が見ていてもイラっとなるほどいい演技。クルエラの刺激的で挑戦的なファッションも映画の見どころでした。ロンドンの狭い道をトラックで逃げ回るアクションシーンも見応えありました。アニメの101匹わんちゃんのクルエラからはまったく想像がつかない発想だし、アニメのクルエラはただの悪役おばあちゃんだったけど、実写版のクリエラはとても賢く、頭の切れる想像力があるパワフルな女性で、悪役でもとても惹かれました。期待していたよりもかなり良かったのです。

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