よつばと! / Yotsuba&!

よつばと! / Yotsuba&!のレビュー・評価・感想

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よつばと! / Yotsuba&!
10

静かに有名になっていく作品

この漫画の1番の見どころポイントは、なんといっても丁寧な作画。
キャラクターは比較的、愛嬌のある丸みを帯びた描き方になっているのですが、注目すべきは背景。すべて手描きにもかかわらず、細部まで丁寧に線が引かれています。
奥の棚の中にあるお皿、外にある看板の文字、すべてが細かく描かており、写真をそのままモノクロにしたような錯覚に陥ります。
あまりにも丁寧に描かれているので、細部を見ようとすると、ページをめくるのに少し時間がかかる作品です。

そして、舞台は夏、物語の主人公は小岩井よつば。5歳の女の子です。
よつばちゃんのお父さん、¨とーちゃん¨とよつばちゃんが、とある家に引っ越してくるところから物語が始まります。
家のお隣さんは3姉妹の魅力的なキャラクター。
美人大学生の長女・あさぎ、しっかり者の高校生の次女・ふうか、真面目な小学生の三女・えな。
よつばちゃんの相手をしてくれて、どの子も性格が違い活き活きとしたキャラクターです。
この漫画、巻数が増すことに、よつばちゃんが少しずつ成長していきます。
子供である期間は短いです。きっとどの子も親が見ないうちに、人知れず大人になっていくのでしょう。
ぜひこの漫画で、子供の成長と少し寂しくなる感情を知ってほしいなぁと思います。

よつばと! / Yotsuba&!
9

日常生活に輝きを与えてくれる漫画「よつばと!」

「よつばと!」はあずまきよひこさんの漫画です。
「よつば」という名前の5歳の女の子が、血のつながりはないと思われる独身のちょいイケメンとーちゃんと一緒に暮らしています。とーちゃんの男友達や、ご近所さんたちたちと過ごすよつばの日常を描いた作品です。
5歳のよつばは、外国から来たという設定なので日本の生活に最初は馴染んでないというか、全てが新鮮に感じていて、その普通の街の風景も普通の公園でさえも、よつばの目から見たら毎回毎回、新しい発見や新しい出会いがあります。その、よつばの目線から日常の風景を見ると、何だかこの普通の街の中にもドキドキ、わくわくするようなことがいっぱいあるんじゃないのかと思わせてくれます。
わたしとしては、地味でちょいイケメンのとーちゃんも気になります。翻訳家の仕事をしていて、常に在宅ワークなのでよつばを幼稚園とかに通わせなくても育てていけるんですが、どうしてよつばを育てようと思ったのかなとか、女の人と結婚したいとかは思わないのかなとか。そういうことは特に描かれてはいないのですが、よつばを責任持って父親として育てていこうとしているとーちゃんの優しさを見るたびに、旦那さんがこんな人だったら…なんて想像してしまいます。とーちゃんの友達やお隣さんたちも個性的で魅力的な人たちが登場するのでその絡みも面白いです。

よつばと! / Yotsuba&!
10

こんな家庭はいいなぁと思える

今この世にある漫画の中で1番おススメといっても過言ではないのが「よつばと!」です。
内容は一言でいうなら「日常」です。主人公のよつばちゃんが毎日どんな風に過ごしているのか、ただそれだけの漫画なのに奥が深いのです。
よつばはとーちゃんと暮らしています。よつばにはかーちゃんはいません。とーちゃんと2人で暮らしています。しかしそのとーちゃんも本当のとーちゃんではないようなのです。本編で外国で拾ったと記述してますが、まだ詳しい内容は今まで一切描かれていません。
よつばちゃんは髪が緑色です。漫画特有のカラフルな感じなのかと思ったら外国人だからだそうです。
よつばちゃんにとってもとても重要なところはまだ一切描かれてなので今後が楽しみでもあります。
また話の展開でよつばがいたずらしたところなどは、その巻以降も引き続き描かれているのでとっても細かいです。
かーちゃんはいなくてもとーちゃんととーちゃんの友達のジャンボやヤンダ、隣に住んでる3姉妹とその友達がいればよつばはきっと幸せなのですね。本当の子供じゃないのに、拾ってきた子どもなのに、とーちゃんは1人だけどしっかりと育児しています。ハチャメチャなこともするけどとーちゃんはキチンとダメなときは叱り、時にやさしく接します。
父子家庭漫画としてではなく、よつばの周りの温かさに触れてほしい漫画です。