うみねこのなく頃に / Umineko When They Cry

うみねこのなく頃に / Umineko When They Cryのレビュー・評価・感想

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うみねこのなく頃に / Umineko When They Cry
9

あなたに愛は見つけられますか?

竜騎士07さんが手掛ける「なく頃に」シリーズの1つ、「うみねこのなく頃に」。この作品は竜騎士07さんが私たち読者に”この謎が解けるものなら解いてみろ”と突きつけてきた作品です。作品はEP1~EP8までの全8章あり、章を追うごとに謎を解くためのヒントや考え方を読者に伝えていきます。しかし謎を解くための道具が与えられたからといって、すぐに解けてしまうことは有り得ません。それどころかキチンと物語を読んでいないと道具を道具とすら、ヒントをヒントとすら認識できず見落としてしまいます。なので、私からも1つヒントを贈ります。この作品の大きな特徴は起きた現象に対して”それがトリックか魔法か”を議論していく事にあります。これが皆さんに贈りたいヒントになります。物語の概要についてはここではご紹介しません。皆さんにお伝えしたかったのはこの作品は至る所に謎やそれを解くための道具、ヒントが上手にちりばめられており、それを発見・考察していく楽しさがあるということです。作品の謎とそれに対する解答を得た1読者として是非とも皆さんにもこの作品に挑戦して欲しいです。最後に。あなたに愛は見つけられますか?

うみねこのなく頃に / Umineko When They Cry
10

リアルかファンタジーか?謎だらけ

うみねこのなく頃にという作品は、まずエピソード1で洋館に親族が集まると言うミステリの王道のようなシチュエーションから始まります。そしてどんどん親族が奇怪な殺され方をしていくのですが、どうも人が起こせるような殺人のやり方ではないのです。そこで浮上するのが洋館のある島に伝わる魔女伝説。魔女ベアトリーチェが起こしたのではないか?という説。
私はこの物語はてっきり魔女は結局ただの伝説でしょう、現実はきっと人による殺人だろうな。と思っていたのですがそこでエピソード2を読み進めると、なんと魔女が登場したのです。この時点で「!?」な展開であり、物語はどんどん「魔女はいるのかいないのか」という話に進んでいきます。私がこのうみねこのなく頃にですごいなと思う点は、マンガ全体が読み手を騙す演出になっていること。例えば、エピソード1で死んだキャラクターがエピソード2ではまた元気に生きており、同じく洋館に集まるところから始まるのです。まるでループをしているのか?と思うような物語の作りになっているのです。少しずつなぜそのような作りになっているのか、魔女は本当にいるのか。ベアトリーチェとは一体なんなのか。が紐解かれていく感じが本当に素晴らしいです。また、特に魔女のデザインは凄くいいですが、キャラクターが見た目も中身も魅力的でそこもすごくいいと思う点です。