コンフィデンスマンJP -プリンセス編-

コンフィデンスマンJP -プリンセス編-のレビュー・評価・感想

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コンフィデンスマンJP -プリンセス編-
10

まさか、ダー子に泣かされるとは…

前作である「コンフィデンスマンJP ロマンス編」より断然面白い。そして、まさかの感動作!
信用詐欺師たちによる騙し合い、という物語の軸は前作と変わらないが、今回はなんといっても「コックリ」というキャラクターの成長物語でもあった。
ダー子の目の前に現れた身寄りのない少女コックリ。
最初はダー子の後ろにくっつき、こっくりと頷くことしかできなかった彼女が、
ダー子たちと共にオサカナ釣りをしていくうちに芋っぽい少女から「プリンセス」にどんどん成長していく様子がとても愛おしい。
彼女が成長していくにつれて、今回のオサカナであるフウ家3姉弟の心が開いていく姿もとても良く描かれていた。
前作のロマンス編から引き続き、モナコ・ジェシー・スターが出てきてくれたのも嬉しい。

今回のプリンセス編は、「騙された~」感が前作と比べて薄く少々物足りなさを感じたが、その物足りなさはラストですぐに覆された。そうくるか!?
最後の方の、ダー子とコックリのお別れシーンで涙してからの怒涛の展開。感情が忙しい(笑)
このプリンセス編に限らず、コンフィデンスマンJPの映画を見る際はエンドロール後まで絶対に見るべき。
第3弾の「コンフィデンスマンJP 英雄編」も非常にたのしみだ。

コンフィデンスマンJP -プリンセス編-
4

これまでのネタ晴らしの爽快感はどこへ…。期待値が高かっただけに、ラストにもやもやした気持ちが残ってしまう作品。

コンフィデンスマンシリーズはドラマも大好きで、前回の映画ロマンス編も面白かったことから、今回の映画もとても楽しみにしていた。
コンフィデンスマンシリーズの面白さは最後の大どんでん返しにあると思う。
長澤まさみ演じるダー子たち詐欺師が、大胆で巧みな仕掛けをして、獲物であるオサカナから大金をゲットするという毎度のストーリーなのだが、その詐欺の華麗な手法にスクリーンを見ている私たちもつい騙されてしまう。
どこでどう騙されていたのか、最後にネタ晴らしをされた時の爽快感と、もう一度見て確かめたくなるわくわく感がクセになるのだ。
しかし、今回のプリンセス編は、これまでのシリーズを見てきた者としては歯切れが悪く、物足りなさを感じた。
映画を告知するCMなどでも、最大のオサカナとうたっていただけに、設定自体も登場人物も豪華で、今回は大富豪からどうやって大金を巻き上げるのかと鑑賞する前から想像を掻き立てられていた。
いざ楽しみにしていたプリンセス編をわくわくしながら鑑賞したが、オチを知って「え、それだけ?もっと何かあるでしょ」と思ってしまったのは私だけではない気がする。
また、登場人物もこれっぽっちしか出てこないの?と思ったり、見ているそばから展開が予測出来てしまったりすることもしばしば…。
期待値が高すぎたと言えばそれまでかもしれないが、前回を超える大どんでん返しを期待してしまっていた私には、少々がっかりした気持ちが残ってしまった。
それにしても、ダー子を演じる長澤まさみのチャーミングな演技は、このシリーズでしかなかなか見られないものだ。
ぜひ、シリーズは継続してほしいし、次回作にはさらなる大どんでん返しを期待したいと思う。

コンフィデンスマンJP -プリンセス編-
10

詐欺師大集合!騙しあいの中にも笑いと涙と感動満載!

コンフィデンスマンとは信用詐欺師、つまり相手に自分を信用させ、騙した後も騙されたことにすら気づかないプロの詐欺師のこと。
ダー子、ボクちゃん、リチャードは、史上最強のコンフィデンスマン。しかし弱者の見方であり、悪者から騙したお金を弱者に還元する正義の味方でもある。
コンフィデンスマンのストーリーの特徴は、一見ダー子達が危ない状況に陥ったように見せかけて、実はそれすらダー子達の計算であり、見ている側も最後まで騙されてしまう。
その後の真相が理解出来た時の快感は、騙されたはずなのにスッキリとして心地良いです。
今回の作品もドラマや映画同様、赤星英介がダー子達に騙されていたことが分かり、最後でまさかの驚きの展開。
また、プリンセス編の最大の見どころは、ランカウイ島の雄大で美しい景色と、豪華なホテルのパーティー会場。
海辺のシーンでダー子がコックリに「自分の道を行きなさい」と言って別れ、その後にコックリがダー子に抱き着く姿も感動する。
また、三浦春馬さんと長澤まさみさんのダンスシーンも美しい中に笑えるやり取りがある。
実はミシェルという隠し子の存在も嘘で、ダー子の気まぐれな言葉を偶然聞いたレイモンド・フウが、居ないはずの隠し子を作り上げたことにも驚く。
エンドロールで流れるLaughterは、コックリに対しての「自由に空を飛び、羽ばたきなさい」というメッセージにも感じた。
個人的には急逝した三浦春馬君へのレクイエムにも感じられる。

コンフィデンスマンJP -プリンセス編-
8

あなたもスカッとしてみませんか?

この映画はコンフィデンスマンJPのドラマから見た人はもちろん、この作品のシリーズをまだ見たことがない人も、ぜひ見ていただきたい作品です!
最近楽しいことがないな……スカッとしたい!という方にもおすすめです。
今回のこのプリンセス編は、世界総資産第3位のフウ一族から、巨額の資金、お宝を奪おうという詐欺師のお話です。
ただ、詐欺師がお宝を奪ってそれでストーリーが終わるというわけではありません!
もちろん詐欺を働いている段階は、危険と隣り合わせでドキドキハラハラするのですが、どこが最後の伏線となるのだろうと考えながら見ていても、最後には見ている方もあっさりと裏切られてしまうです。
さらには、ストーリーのほんの一瞬のシーンで出てくるキャストが、実力派俳優ばかりなので、どこを取っても目が離せません!
フウ家のトップに北大路欣也さん、それに仕える執事として柴田恭兵さん、シーン展開で登場する濱田マリさん、前田敦子さんなど、そんな実力派俳優の皆さんがコメディを演じているのですから、面白くないわけがありません!
竹内結子さん、三浦春馬さんの鮮やかな演技にもぜひ注目です!
さらに続編制作も決定した『コンフィデンスマンJP』。
これを機会にぜひ過去作品も見ていただきたいです!

コンフィデンスマンJP -プリンセス編-
10

今回も大満足!

人気テレビドラマの映画化第2弾。
今回の舞台はシンガポール。
世界有数の大富豪が逝去し、遺された莫大な遺産を継ぐのは彼の3人の子ども達のうちの誰なのかと世間の注目を集めるも、後継人として発表されたのは誰も会ったことが無い隠し子の名前。
世界中の詐欺師たちがその隠し子を装って遺産を狙う中、ダー子・ボクちゃん・リチャードも大富豪の家に潜り込む。
10兆円とも言われる遺産をダー子は手に入れられるのか…?
前作『ロマンス編』に登場した悪者や詐欺師たち・テレビドラマに登場したお久しぶりの詐欺師たちが本作にも登場。
毎度のごとく見事に騙される悪者にクスッとし、華麗に人を騙す詐欺師たちには感嘆する。
前作にて素晴らしいまでの伏線回収の数々を見て感じた爽快感はそこまでないものの、今作の“お家騒動”に至るきっかけを作ったのは前作に香港で暴れたダー子たち自身だったというオチには、前作とは違ったスッキリ感を覚えた。
また、これまでの作品では人の情に流されるキャラではないように描かれていたダー子だが、「この子にも母性はあったのね」と思わせるシーンがあり、そこにはホロリとした気持ちにさせられる。
今回も主題歌はOfficial髭男dism。もうヒゲダンの曲じゃなければ『コンフィデンスマンJP』ではない!と言えるほど、素晴らしい楽曲。

コンフィデンスマンJP -プリンセス編-
10

見なきゃ損!!~感動の傑作~

この作品はコンフィデンスマンjpロマンス編の次に出た最新作です。
ダー子、ボクちゃん、リチャードで形成される最強の詐欺師。
今までも香港マフィアであるラン・リウをだますかと思いきや別の目的を持っていたダー子。
今回も果たして本当は誰をだましているのか。

今回の舞台は、大富豪フウ家のお話。当主であるレイモンド・フウが亡くなってしまう。
レイモンドの子供である、ブリジット、クリストファー、アンドリューの三人は、総資産は10兆円の遺産を巡って大争い。
しかし、レイモンドの執事トニーが遺言書を預かっていた。そこに書かれていたのは…。なんと、存在も分からないミシェル・フウという人物。ミシェルという人物は果たして誰なのか。ミシェルがいる限り、遺産が入ってこない三人。そんな三人はミシェル暗殺を企てる。そこへ、遺産を狙うダー子や世界中の詐欺師が大集合!中には昔からダー子の敵である赤星社長の姿も。
赤星社長に正体がばれてしまったダー子が、まさかまさかではあるが殺されてしまう…。
一体最後はどうるのか、真実は何なのか。
波乱万丈のストーリーがとても面白いです!!
映画を見る皆さんも、コンフィデンスマンの世界にはまること間違いなしの最高傑作!
騙されないぞと思っているそこのあなた!必ずダー子に騙されてしまいますww
とてもおすすめなのでぜひご覧ください!!!

※見なきゃ絶対後悔します。