一変世界

一変世界のレビュー・評価・感想

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一変世界
7

不思議な世界観に引き込まれるお話

子供っぽくて可愛らしい絵と変わったタイトルに惹かれました。
もともと、グロ系でも優しいお話でもファンタジーが好きなので、自分には向いているかなと思い読み始めました。
実際に読んでみると、お話の不思議な世界観に引き込まれました。

1・2話は序章なのでしょうか。
主人公なのかなと思った女の子は、3話くらいからはほとんど出てきません。
実際の主人公は、1・2話で主人公だと思った女の子の友だちでした。
その友だちは不思議な力を持っている(?)女の子で、巫女のようです。
そもそも世界観や宗教が日本とは全然違い、その説明が全くないので、はじめはどうなっているのか分かりません。
読み進めていくうちにそこで生活している人たちが出てきて、ようやく分かってきます。

魔物(?)も出てくるのですが、生活しているところや生活区域には出てきません。
この辺が今後の展開にかかわってきそうなのですが、生活区域を守っているのは、この世界の神様のようなのです。
主人公の巫女は神様の代理で、自分の自由はありません。
若くして死ぬまで、自由にはならないようです。
先代の巫女はそれが嫌で逃げ出したようなのですが、主人公の巫女も先代の足跡を辿っていくことになりそうです。