遺書、公開。

遺書、公開。のレビュー・評価・感想

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遺書、公開。
10

ドロドロな人間関係

ストーリーは、とある中学校のクラスに差出人不明でクラス内の「序列」が記載されたメールが届く、というところからはじまる。
みんな普通の暮らしをしていたが、突然「序列」一位の姫山さんが原因不明の自殺をしてしまう。
クラスメイトには全員分の遺書が用意されており、自殺の原因を探るために遺書を公開していくというのがこの作品のお話。
遺書を公開していく中で、人間の裏側や本当の感情が見え隠れし、読んでいるこっちがヒヤヒヤする。
これを読んでいると、自分の学生時代にももしかして、表面上だけ仲良くしている人もいたのかなと思うくらい。
特に、序列2位の赤崎が実はものすごいクズだということが分かった時は本当にびっくりした(二巻の表紙から怪しさはあったが)。
コミックスで読んだ範囲では「序列」の本当の意味や、だれが送ったのか、なんのためにつくったのかまであきらかになったので、この後の展開もまだまだ見過ごせないと思っている。
とはいえ、まだ姫山がなぜ自殺をしたのかは明らかになっていないので気になっているが、無駄に引っ張りすぎず頑張ってほしい作品。
伏線も多数あり、まだすべての謎が明らかになっていないが、二周読んでも十分に楽しめる漫画だと思う。