スティング

スティングのレビュー・評価・感想

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スティング
10

今まで見た中で最高に感銘を受けた映画

この映画は私が見た映画の中で最も記憶に残っている映画です。
1970年代の映画なのでだいぶ昔のものになりますが、今でも私の頭の中から離れません。
主演は、今は亡き名優『ポール・ニューマン』と『ロバート・レッドフォード』。
『明日に向かって撃て』の名コンビです。
若き日のロバート・レッドフォードがスリ役を演じ、詐欺師の師匠役にポール・ニューマンが扮します。
ロバート・レッドフォード扮する若者『ショー』は、ある日友人をギャングのボスに殺されてしまいます。
その敵討ちをすべく、友人の師であるポール・ニューマン扮する『ヘンリー』と手を組み、ギャングのボスを追い詰めていくというストーリー。
とにかく、見ていて痛快!
そしてアッと思うような逆転劇。
見ているこっちも騙されてしまう作品です。
それにこの映画は、各ストーリーに合わせて幕が閉じられるように分けられているのですが、そのレトロ感もたまりませんね。
まるで、舞台を見ているような気分になります。

スティング
10

「映画っておもしろい」と思わせてくれる映画

往年の名作映画。
この映画を観たことがなくても、「エンターテイナー」というピアノ曲を聴いたことがある人は多いはず。
軽快な音楽と、古き良きアメリカで詐欺師として生きる男たちがユーモラスに描かれている。
1930年代のシカゴを描いていたものだが、主演のポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの格好いいこと。お洒落すぎる!きっと多くの人がこの二人に憧れたに違いない。
若い詐欺師のフッカーが、仲間の敵討ちのためにベテラン詐欺師のゴンドーフと組み、マフィアから大金をせしめる物語。簡単に言ってしまえばそんな話だが、この映画には詐欺師の話だけあって、小さな仕掛けから大きな仕掛けまで、様々な仕掛けが懲らされている。
秀逸なのはなんといっても映画のオチ。ストーリーの登場人物だけでなく、見ている人たちまで、すべてあざやかにダマしてくれる。他人からダマされて、こんなに気持ちのいい思いをしたことはない。
こういったスタイルの映画は多く作られているが、それらはこの映画の成功があってこそだろう。
古い映画を好んで見ない人も多いが、そんな人にもぜひ一度は見ることをオススメしたい作品です。
詐欺師の話だけに、ダマされたと思って一度見てください。