親愛なる僕に殺意を込めて

親愛なる僕に殺意を込めてのレビュー・評価・感想

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親愛なる僕に殺意を込めて
9

心からおすすめします

この漫画は連続殺人事件の犯人である父をもつ主人公の話である。父は主人公が幼いころ事件を起こし、その後自殺した。普段は優しい父で事件を起こすような人ではなかった。自殺した日は息子の誕生日であり、プレゼントまで用意していた。優しい父の姿を見ていた八野衣エイジ(主人公)だけは、父が犯人であることを否定し続けていた。
そんなある日、八野衣エイジは真犯人がいると考え行動に移す。表で動くのは危険なため、自らの意思で新たな人格を生み出した。それが浦安エイジである。昼間は浦安エイジが活動し、夜は八野衣エイジが事件のことを探っていく。その中で、SKLLという闇組織が何かを握っていると掴んだエイジは、自らその組織に入るのだった…。
八野衣エイジは事件の真相を知るためならいろんな人を利用し、次々に行動を起こしていく。そんな中、連続殺人事件を再現したような事件が起きた。その犯人が自分が追っている犯人だと思い、その事件を調べていく。その中で新たな情報や事実を知っていくことになる。果たしてエイジは事件の真相にたどり着き、真犯人を突き止めることができるのか。
登場人物それぞれに独特の個性があり、一話一話わくわくしながら読むことができる漫画である。よかったらぜひ読んでみてほしい。