ミッドナイト・ラン

ミッドナイト・ランのレビュー・評価・感想

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ミッドナイト・ラン
9

80年代おすすめ映画

「ミッドナイト・ラン(Midnight Run)」は、1988年に公開されたアメリカのコメディ・アクション映画です。
主演はロバート・デ・ニーロ、監督はマーティン・ベストで、知る人ぞ知る80年代の名作です。

物語は、元警官のボビー・デアンが、保釈保証会社のオーナーから、逃亡中の元マフィアのジョナサン・モスを護送し、保釈金を回収するという仕事を請け負うところから始まります。モスは、FBIとマフィアから追われる身で、デアンとの間で数々のトラブルが生じながらも、二人はニューヨークからロサンゼルスまでの旅を続けます。
犯罪と法の対立をテーマにしており、逃亡中のジョナサン・モスが裏社会と警察に追われながら、自らの潔白を証明するために必死になる姿が描かれています。
そのため、アクションやコメディだけでなく、人間ドラマとしても楽しむことができるところも魅力の一つです。

80年代に製作された映画でありながら、その魅力は色褪せることがなく、ロードムービー、アクション、コメディと、さまざまな要素が見事に調和しているため、広い層の観客に愛されている作品です。
映画ファンはもちろん、コメディやアクションが好きな人には特におすすめの作品です。

ミッドナイト・ラン
10

不滅のバディ映画 ミッドナイトランの魅力

デニーロの出演作といえばゴッドファーザー、タクシードライバー、レイジングブル、カジノと数え上げればきりがないです。その中でも僕は1988年制作の「ミッドナイトラン」を推します。
内容としてはデニーロ演じる賞金稼ぎウォルシュが、横領の罪に問われている会計士デュークをロサンゼルスまで連れていくコメディーロードムービーです。それだけだと一瞬で映画の説明が終わりそうですが、実際にはそこにデュークを狙うマフィア、FBI、ウォルシュと同じ賞金稼ぎのマービンが加わり、事態はどんどん複雑になっていきます。魅力としては、個性的なキャラクターでしょう。登場人物誰もがどこか抜けていて、彼らのやり取りには思わず笑いがこみあげてきます。
好きなシーンはやっぱり最後です。すべてが終わり、ロサンゼルスの空港でデュークと別れたウォルシュは、後ろを振り返ります。しかしそこにデュークはいません。見ているこっちもさみしくなります。外に出たウォルシュは、カメラに背を向け夜の街へとかけていく。完璧なエンディングです。完璧な映画です。
見ているときはワクワクして、観終わったあとは「すげえ楽しかった~」って思える映画です。純度100%のエンターテイメントです。映画はこうあるべきだよなってこの映画を観るたびに思います。ぜひご覧あれ~。