BIGMAMA

BIGMAMAのレビュー・評価・感想

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BIGMAMA
10

クラシックとロックの融合バンド BIGMAMA

きっと誰しもがロックバンドと言ったら、クラシックとは掛け離れた音楽を想像してしまうものです。でも、BIGMAMAは一味違うんです。
まず、バンドメンバーにバイオリン奏者がいるというところ。激しい音の中にいるバイオリンが、いろんな楽曲の中でほかのバンドにはない唯一無二の音楽を奏でていることに、私は思わずトリコになっていまいました。
なにより、誰しもがTVなどで多少は親しみのあるクラシック音楽たちを、自分たちでアレンジをしたコンセプトアルバムを3枚出しています。「白鳥の湖」「第九」「カノン」などの名曲たちが、いつもとは違う表現がされており、クラシック音楽には歌詞がないですが、その世界感が歌詞という言葉になっているのはまた違った魅力でもあり、面白みなような気がわたしはしています。
このコンセプトアルバム以外にも、作家の住野よるさんとコラボを果たしており、曲に合わせた住野さんの作品がついてくるシングルなども発売しているとのこと。作家さんとのコラボが叶うのも少し非現実的なような、世界観の美しいメロディーの中に、本当にあったかのように思わせる歌詞が印象的。
ほとんどの作詞はボーカルの金井政人が担当しており、歌詞は空想の世界で実体験ではないと明言しているようです。女性目線の歌詞や、恋人へ送るような歌詞、はたまた不思議な世界に入り込んだような歌詞。とても聴いていて、夢中になってしまうものが多く、いろんな人に聞いてもらうべきアーティストだなと感じます。