戦場のヴァルキュリア2 / 戦ヴァル2

戦場のヴァルキュリア2 / 戦ヴァル2のレビュー・評価・感想

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戦場のヴァルキュリア2 / 戦ヴァル2
6

ちょっと残念なシリーズ第2作

本作でハードがPSPになりました。
主人公たちは実戦に投入された士官候補生たち、ということで「戦争に駆り出された学生たち」といった雰囲気があります。
前作と比べるとキャラクターやストーリーが魅力に欠け、全体的に残念な印象があります。本作で追加された別兵種へ変更できる「転職システム」も、キャラクター個性を薄める結果に繋がってしまったように感じられます。
とはいえ、キャラクターデザインのレベルが低いというわけではなく、ヒロインや男子生徒たちも魅力はあります。同シリーズ1、3、4のような「個性がないように見えるが、実際は個性がある魅力的な主人公」とは違い、少年漫画の熱血主人公のようなキャラクター性が本シリーズでは違和感があるのかもしれません。
本作で追加された「剣甲兵」は、敵の銃撃を盾で防ぎながら近距離で剣による斬り付けを行う強力な兵科で、味方にいては心強く、敵に回すと恐ろしい存在でした。
「モラル」というシステムも存在していて、戦意を表しているのかユニットが倒されたり拠点を制圧されると減り、逆であれば上がる、ゼロになると作戦失敗となります。本作ではユニットの死亡がないために導入されたのかもしれません。