ナイト ミュージアム / Night at the Museum

ナイト ミュージアム / Night at the Museum

『ナイト ミュージアム』(Night at the Museum)とは2006年にアメリカ合衆国で制作されたショーン・レヴィ監督のファンタジー・コメディ映画である。日本では2007年3月に公開され、総興行成績35.7円と観客動員数4週連続1位を記録した。舞台はニューヨークのアメリカ自然史博物館。夜になると動く展示物たちと、夜間警備員のドタバタ劇を描く。2009年には続編『ナイト ミュージアム2』、2014年には最終章『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』が公開された。

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ナイト ミュージアム / Night at the Museumのレビュー・評価・感想

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ナイト ミュージアム / Night at the Museum
8

いろいろ動いて面白い

主役のベン・スティラーが結構好きで彼の作品はよく見てます。彼は見ただけで面白いし、演技も面白いし、コメディ映画にはもってこいの人だなと思います。この話は、夜の博物館で置物たちが動いてたら面白くねえ?というオモチャのチャチャチャみたいな話で、博物館だから剥製もあるしフィギュアもあるし骨もあるしで、なかなかバラエティに富んでて面白かったです。骨だけのティラノザウルスとか、それでも動き出すと結構こわいものだなと思いました。主人公が別れた妻と暮らす子どものために生活を立て直そうと夜の博物館の警備員になるというのも、アメリカっぽいなと思いました。フラフラしてたら、なかなか子どもにも会いにくいですしね。先輩警備員のおじいちゃんたちが、おじいちゃんたちもその石版のおかげで元気になれるから石版を盗もうとするという設定も、いやおじいちゃんたちが化石やらと一緒の扱いかーいと笑ってしまいました。あとこの映画、ラミ・マレックがエジプト王役で出ています。私はたしかこの映画で彼を知りました。出番はそんなに多くありませんが結構重要な役です。ボヘミアン・ラプソディを見て、ああ、彼も出世したなと思ったものです。ラミファンにもオススメの作品です。

ナイト ミュージアム / Night at the Museum
8

博物館に行きたくなる

ダメダメ親父が博物館の守衛に就職したら、夜の間、博物館の展示物が動き出したというコメディです。動くのは恐竜の骨からルーズベルト大統領までいろいろで、それぞれ起こす騒動も違うし、見ていて楽しいです。おもちゃが動き出したらとか、静物の生物化は、だいたい面白いので、見る前から楽しみでした。見所は、主役の守衛さんが彼かを束ねる様子です。火をおこしたがってる原始人にライターを渡したり、フン人と和解したりして、どんどん仲間を増やしている感じです。展示物が動く理由はエジプトのなんかいい石碑のチカラで、エジプトの古代の王も出てきますが、これが、ボヘミアンラプソディでフレディを演じたラミ・マレックです。最初は包帯で巻かれているので顔が出ているのは短いですが、若くて可愛らしいです。ルーズベルトは、ロビン・ウィリアムズだし、出てくる人もいい人です。話はその石碑を盗もうとする泥棒との戦いで、みんな活躍するし、だいたい生き残るのであまり深刻ではなく見ることができます。そして、エンディングのみんなのでダンスパーティー。私も参加したいと思いました。小さい展示はテーブルの上で踊っていて、動けないモヤイ像もリズムはとっていたりして、とても楽しそうでした。子供にぴったりの作品です。

ナイト ミュージアム / Night at the Museum
9

夢のようなタイトルに込められた物語でした。

ずっとテレビの予告で見た頃から、見てみたいと思っていた映画でした。
やっぱり、予告通りの楽しさを味わうことができたのですが、ちょっとした歴史も知ることができる内容でもありました。
駄目なパパを持った子供が友達の前で恥をかくこととなってしまい、どうなることかと思いましたが、その危機を助けてくれたのがこの映画のテーマともなる博物館。
どうして博物館の展示品が動くのか不思議でしたが、そういう裏があったからなのかと納得。そして、これはあくまでも映画として作られた作品ではありますが、本当に私達の知らない裏側でこういうことがあったとしたら…と、ちょっとワクワクが止まりませんでした。
もともと、博物館が大好きで私もよく気になる博物館へは足を運んだりするのですが、本当にこんな映画のようなことがあったら楽しいだろうな、と思いました。
自分が警備員として働くとなると確かに凄く大変なことなのかも知れませんが、やはり興味のある展示品や好きな展示品に囲まれて、そして会話ができたりなんかしたら夢のようなお話ではないでしょうか。ある意味これは、博物館という名のテーマパークと言ってもいいほどです。命に関わるような危険なものはちょっと問題ありますが、そうでなければ博物館が大好きな私にとっては夢のようなお話でした。

ナイト ミュージアム / Night at the Museum
8

歴史の息づく博物館というテーマが最大に表現された映画

職も住まいも転々とし家庭にも問題を抱えていた主人公ラリーが就職斡旋所へ行き、自然史博物館での警備の仕事を紹介されることから始まります。博物館での仕事と張り切り向かうラリーですが、実際は老人3人が任されていた博物館での夜間警備の仕事。思っていた仕事と違ったラリーが事情を説明しようとしますが老人達は聞く耳を持たずに仕事内容の引き継ぎにとりかかります。そして意味深に「何者もいれるな、出すのも駄目だ」と言われ、訳の分からないまま任せられてしまうラリー。そのまま日は落ち、初の夜間警備の仕事を始めたラリーの目の前には、ひとりでに動き出すティラノサウルスの骨組や蝋人形、剥製の動物達…。驚きと戸惑いの中、ラリーは無事日の出まで警備を全うする事が出来るのか。

自然史博物館を舞台に広げられるこの映画では凶暴に見えたティラノサウルスも実は遊び好きで甘えん坊だったり、物知りで紳士的な大統領の像は意外にも恋に臆する一面を持っていたり。それぞれのキャラクターの歴史や個性が面白く表現されており、子供から大人まで幅広く楽しむ事が出来る内容になっています。そしてこの映画にはその続編ナイト ミュージアム2があり、こちらもまた前作の内容をよく組み込まれていて見応えのある映画となっています。