四星球

四星球のレビュー・評価・感想

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四星球
10

四星球の魅力

「笑って泣ける四星球」これが彼らのキャッチコピー。
お笑いとロック音楽を足して2で割ったようなライブスタイルが、彼等の魅力。法被にブリーフというバカバカしい格好が、彼等の正装。ライブ中は、全身タイツに、ギター担当のまさやんお手製の段ボール小道具に身を包み、ドリフさながらのライブパフォーマンスを魅せる。ここまで聴くとどこが「泣ける」要素なのかわからないだろう。
でも、ライブに行ってみたらきっとわかる。シンガー担当北島康雄が、ライブ中に語るMCや間奏中の言葉の節々には、なぜか人を泣かせ、魅了する言葉があるのだ。彼はこういう。
「音楽を奏でることがlive ライブなら、ライブは生き物。人生かけてライブやりに来ました。」
彼の描く詩にも、彼の考えるワンマンライブの構成にも、そして決して上手いとは言えない彼の歌声にも、誰にも真似はできない彼の魅力があるのだ。それにファンは魅力され、1年に何度もライブに訪れる。同じライブは2度とないのだ。

是非、彼等のライブにコロナの状況が、終わったらみんな足を運んでみてほしい。そして、四星球、ニューアルバム『ガッツ?エンターテイメント』は、2/17に発売予定だ。
そちらも是非、手に取って目で歌詞を読み、耳で音楽を聴いてみてほしい。

四星球
10

大人に楽しい時間をくれる人たち

私がこのバンドに出会ったのは友だちに誘われて行ったフェスでした。
フェスに行くこと自体が初めてだったので、フェスの雰囲気に正直うきうきしていました。
大勢のバンドやアーティストが出ていましたが、知らない人たちがほとんどでした。そんな中トップバッターで目にしたこのバンド。初めて観て聴いて驚きの連続でした。
まずバンド名の読み方がわからない。その次に衣装への驚きとパフォーマンスの破壊力。初めて観た時は正直、「え…」と思いましたが、ものすごくじわじわ来ます。
曲を知らなくても楽しめるとはこのこと。ステージ上だけじゃなく、観客席まで巻き込んで行うステージングは荒んだ大人の気持ちをわくわくさせてくれます。
それが忘れられず単独ライブに行くようになりました。フェスとは違い、時間枠が長い上にコンセプトがわかりやすい。わくわくが止まらないのはフェスの時と同様。さらに驚いたのはライブ終盤に向けて、途中に散りばめられていた伏線回収がすごいんです。
見た目は子どもがとっても喜び、内容は大人も子どもと同じように踊ってはしゃぐ事ができる。
会場を出る時にもらうチラシの中に、バンドのフロントマンから今回のライブに向けての想いなどが書かれた手紙が入っているのもよいです。私の楽しみの1つです。
フェスでも単独ライブでも、終わった後は笑い声と「あー楽しかった」という声がたくさん聞こえてきます。
思いっきり笑いたい!楽しみたい!という時にこのバンドのライブに行くのが私の楽しみです。