吉田山田

吉田山田のレビュー・評価・感想

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吉田山田
10

人を泣かせる歌を作る吉田山田

吉田山田は、吉田結威と山田義孝の二人で活動しているアーティストです。
この二人は、高校生の時に出会いました。山田義孝は、高校時代に金髪にしているなどチャラチャラしていて、高校生当時は吉田は山田に対してあまり良い印象を持っていなかったようです。しかし、山田は文化祭にて熱唱する吉田を見て一目惚れしてしまいます。ぜひ一緒に音楽をやりたいと吉田に訴え、次の年の文化祭には一緒に歌うこととなります。その後、バンドは自然消滅してしまいますが、山田の熱い音楽に対する想いにより、再び吉田と組んで、2009年8月のワンマンライブにてデビューすることとなりました。ポニーキャニオンからのメジャーデビューを果たしました。
彼らの運命を変えたのは「日々」と言う楽曲をリリースしたことです。この曲は、とあるおじいさんとおばあさんの物語で、二人がこれまで重ねてきた人生を振り返るストーリーですが、おじいさんが、ある日体を壊して倒れてしまい、お婆さんが「今までありがとう」をメッセージするストーリーなのですが、ボーカル山田は、「いつも本当に…」と歌い、ありがとうとは歌わないのです。しかし、その曲調から、「ありがとう」という言葉が入ることを誰もが予想できます。この楽曲は、聞いていると思わず涙が出る曲で、NHKのみんなの歌でも取り上げられました。

吉田山田
9

聞いても見ても元気がでる2人

落ち込んだ時、やる気を出したい時に聞きたいミュージシャンです。
今の素直な自分でいいんだ、自分の気持ちを大事にしていいんだって思わせてくれる曲が多いです。
ある会社に勤めていた時、拘束時間も多く、社内でのストレスも多く、メンタルが参っていた時にこのアーティストの曲を聞いて乗り越えてきました。転職を決めた時も、背中を押してもらいました。歌詞はありふれた言葉、王道な言葉を使うことも多く、綺麗事だと受け取れなくもないのですが、そんな青臭さも曲と声にパワーがあるので素直になる大切さを感じます。今の生活や自分の気持ちに無理をしている、窮屈に思っている人に是非聞いて欲しいです。
また、このアーティストの魅力は曲だけでなく、メンバーの2人がお互いを大切に思っており見ていてとても幸せな、安心する気持ちにさせてくれます。ライブは特にオススメです。
人に伝えること、音楽で人を幸せにすることを大切にしていて、ライブでは参加型のパフォーマンスも多く、アーティストとファンがお互いに楽しめるよう考えてくれているのがよく伝わります。私は笑うためにライブに行っているようなところもあります。
気取ったところがなく親しみやすい人柄と、気持ちを前向きにさせてくれる曲が、吉田山田というアーティストの最大の魅力だと感じます。

吉田山田
10

泣ける歌を歌う吉田山田

吉田山田は、吉田結威と山田義孝からなる男性二人組のアーティストです。プロデビューしていて、所属事務所はポニーキャニオンです。
彼らの代表作品はNHKの番組「みんなのうた」で披露された「日々」で、泣ける歌として大ヒットしました。この歌は、おじいさんとおばあさんについて語られた歌です。おじいさんはおばあさんより先に亡くなってしまうのですが、おばあさんがおじいさんに対して「ありがとう」というメッセージを残す歌なのです。このストーリー性のある歌は一世を風靡しました。
こんな吉田山田ってどんな人たちなのでしょうか。二人の出会いは、東京都立明正高校でのことです。山田は金髪姿で登場し、一方吉田は女子生徒にちやほやされ、山田はこの状態に嫌悪感を抱いていたそうです。文化祭に山田は弾き語りを披露する吉田の演奏を見て感動したそうです。その時に山田は吉田と一緒に音楽をしたいと決心したそうです。しかしその思いはなかなか吉田に届きませんでした。そんな中2001年に吉田が高校時代最後の思い出作りとして、文化祭でアカペラを披露するため一緒に歌うメンバーを校内で探したところ、山田が歌が上手いという情報を得て、山田をスカウトし4人組グループのワンツーポバイを結成しました。しかし、このグループは文化祭終了後に自然消滅しました。
高校卒業後吉田は和光大学に入学し心理学を学んでいましたが、一方山田は吉田と一緒に音楽をしたいと考えるようになりました。こんな二人が本格的にペアにて音楽活動を開始したのは2005年のことです。