スノーデン

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スノーデン
9

スノーデン本人も出演しています

CIAがあらゆる個人情報を収集していると告発して、一躍時の人となったスノーデンの半生を描いた作品です。スノーデンがCIAに入局したきっかけ、恋人との出会い、CIA勤務中に起こった出来事などがかなりわかりやすく描かれています。
そして、告発するため極秘に集まったジャーナリストたちとのやり取りもスリリングです。ホテルの一室に集まり、CIAの情報収集方法を事細かにカメラに向かって話すスノーデンと、それを見守るジャーナリストたちとの絆が印象的です。
映画の終盤は告発が成功に終わったあと、アメリカがスノーデンを捕えようとしますが、どのようにして逃げ出すのかが描かれます。とても入念に計画されていたことがよくわかります。
彼はいまロシアに滞在しているとみられますが、映画の最後の最後で本人が出演しています。彼はまだ指名手配されている身なので、リスクのある出演だと思われますが、これによってこの映画の関係者がいかに彼に思い入れがあるかがわかります。
主演はジョセフ・ゴードン=レヴィットです。見た目はかなりスノーデンに似ていて、しっかり役作りをしたという印象です。また、出番は少ないですが、ニコラス・ケイジも出演しており、存在感を発揮しています。