サマータイムレンダ / Summer Time Rendering / サマタイ / サマレン

サマータイムレンダ / Summer Time Rendering / サマタイ / サマレン

『サマータイムレンダ』とは田中靖規による『少年ジャンプ+』にて連載されたSFサスペンス漫画である。
幼馴染の小舟潮の葬儀に参列する為、主人公の網代慎平は帰郷する。
潮は海の事故で亡くなったはずが、他殺の可能性が出てくる。「影を見たら死ぬ」という島に伝わる「影の病」。
慎平は島全体を巻き込む幼馴染を取り戻す闘いに巻き込まれていく。
本作は主人公がタイムリープを繰り返す事で明らかになってくる真相と影の正体、張り巡らされている物語の伏線が最大の魅力。

サマータイムレンダ / Summer Time Rendering / サマタイ / サマレンのレビュー・評価・感想

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サマータイムレンダ / Summer Time Rendering / サマタイ / サマレン
7

サマータイムレンダを見て

「サマータイムレンダ」は友人に勧められ、視聴しました。
20話ほどで完結するので、2~3日で見ることができます。

主人公が幼馴染の葬儀に参列するため、和歌山にある地元の島に帰省したところから物語は始まります。
幼馴染みの死因は溺死ですが、不可解な点が多く、他殺の可能性があるという問題が発生します。
はじめは敵の正体が分からなかったので、ホラー要素がありました。
私自身は、ホラー系の映画やアニメは苦手なので、序盤の部分はかなり怖かったことを覚えています。
しかし、敵の正体は中盤で分かるので、それ以降はどんどん先が気になっていく物語でした。
主人公は自害することで、タイムリープを使うことができます。
仲間たちとともにタイムリープの能力を使って島民を守る為、敵である影と戦います。
中盤は何回もタイムリープを繰り返し、変えることができない未来を変えようとするところが面白く、見入ってしまいました。
最後はハッピーエンドで終わるのですが、終盤の敵の長だと思っていた人物が実は部下に騙されていたのだと分かるシーンなどは思わずドキッとしてしまう緊張感もあります。

タイムリープ系のアニメは時系列が難しくなるのですが、「サマータイムレンダ」は割とシンプルで、とてもおもしろかったです。
若干のホラー要素が苦手だったので、評価を7にさせていただきました。

サマータイムレンダ / Summer Time Rendering / サマタイ / サマレン
10

タイムリープと青春が織りなす、感動のアニメ・マンガ『サマータイムレンダ』

『サマータイムレンダ』は、タイムリープを題材にした青春物語で、主人公・真夏太陽が過去へ戻り、幼馴染み・橘さんを救おうと奮闘する姿が描かれています。彼は何度も過去へと戻ることで、様々な事件や謎に巻き込まれ、それらを解決しながら成長していきます。

原作マンガの魅力を引き継いだアニメ版も大変素晴らしく、ストーリーはスリリングでミステリアスでありながら、登場人物たちの魅力や成長が感じられる作品でした。アニメーションは迫力があり、声優さんたちの演技も素晴らしく、原作に忠実に再現されているところも好評です。最後の展開や結末にも感動し、多くのファンがこのアニメをおすすめしています。

作品の中では、友情や恋愛、家族愛といった青春の要素が盛り込まれており、読者・視聴者は登場キャラクターたちの心情や成長を感じ取ることができます。また、タイムリープという要素が効果的に利用されており、緻密なプロット展開が魅力的です。

ミステリー要素も強く、様々な謎が解き明かされていく過程で、物語にどんどん引き込まれていきます。また、登場キャラクターたちの心情や背景が丁寧に描かれており、感情移入しやすい作品となっています。

全体的に、『サマータイムレンダ』はタイムリープを題材にした独特な雰囲気を持ちつつも、青春物語としても楽しむことができる作品です。
『サマータイムレンダ』は、原作マンガとアニメ版の両方で、タイムリープと青春の要素を巧みに組み合わせた作品として評価されています。読者・視聴者が登場キャラクターたちと共に謎を解き明かし、感動の結末へと導かれるストーリー展開は、多くの人々の心をつかんで離さないでしょう。

アニメ版『サマータイムレンダ』は、原作マンガのファンだけでなく、新たに物語に触れる人々にもおすすめできる作品です。タイムリープを題材にしながらも、青春物語としての要素を大切にしたストーリーは、あらゆる世代の人々に感動を与え、心に残る作品となることでしょう。

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9

見れば見るほど面白くなるアニメ

物語は、ある日突然起こる謎の現象に巻き込まれ、自分たちだけが時間を逆行することができるようになった高校生の少年・網代慎平を中心に展開されます。何度も同じ時間軸を繰り返しながら、突然起こった事件の真相を解明するために奮闘するストーリーです。

主人公たちが自由に時間を逆行することができるという、異常な能力を持っているため、彼らが経験する時間は必然的に自分たちが経験した時間とは異なるものになり、物語では登場人物たちが時間移動によって遭遇するトラウマや精神的な苦痛をリアルに描き出しています。このような描写があるため、時空を超えた行動がどのように影響を与えるのか、どのような問題をもたらすのか、それらを見ているうちに自分自身で想像しながら楽しむことができます。

このアニメ作品の最大の魅力は、「時間軸を巻き戻しながら真相を解き明かす」というストーリーの展開にあると言えます。収録された13話全てが同じ1日を何度も何度も繰り返し、それぞれに迫り来る危機を回避するために奮闘します。物語が進むたびに謎が深まっていくストーリー展開は、一見の価値があります。
美しいアニメーションと印象的なサウンドトラックも魅力的です。背景の描写やキャラクターデザイン、アニメーションの派手さは、アニメの良さが十分に表現されています。
また、この作品は恋愛要素もはいっており、最後の恋の行方にも注目です!

サマータイムレンダ / Summer Time Rendering / サマタイ / サマレン
10

自分史上最高の作品

サマータイムレンダは、「主人公と『影』と呼ばれるドッペルゲンガーとの戦いを描いた物語」です。
幼なじみ・小船潮の訃報を聞き、島に帰ってきた主人公・網代慎平は、潮の死に他殺の可能性があることを聞く。そこから慎平は潮の死の原因を探るために動き始めるがそこに影が現れて…というような物語です。

この作品の見所は、とにかくストレスなく見られることです。
みなさんも一度くらい、アニメの途中で気がそれて携帯を触ってしまったことがあるのではないでしょうか。
原因は「アニメ中の違和感」にあると思います。違和感の正体は様々あり、声優が下手で「棒読みか!」と思う、アニメの作画が崩壊しており「しっかりやれよ!」と思う、キャラが普通ならやらないバカな行動を取って「何やってんだおまえ!バカなんか?」と思う。

その点、この作品はそれらのストレス因子が徹底的に排除されています。
声優陣は豪華で、主人公を演じるのは、鬼滅の刃主人公・竈門炭治郎役など数多のキャラを演じ、優れた声優に与えられる「声優アワード」を取った経験もある声優さんです。
アニメーションを担当しているのは、ポケモンシリーズや妖怪ウォッチなど、160以上の作品を手掛けた経験を持つ「オー・エル・エム」。歴史がある分、経験豊富なアニメーターが多く在籍しており、作画も高水準なものとなっています。作画がきれいで知られる「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」とも肩を並べられるほどに、絵がきれいな作品です。ネットの写真を見れば分かると思います。
登場人物全員頭がいい。登場人物全員東大出身かと思う程、行動一つ一つに知性を感じる。むしろ「頭良すぎ、俺では太刀打ちできない」となるレベルです。それが敵である「影」と主人公どちらともがこのレベルのため、かなり熾烈な読み合いが繰り広げられます。まさにDEATH NOTEのキラとLのような頭脳のぶつかり合いとなっています。
自分は1年間で1000話以上のアニメを見ていますが、サマータイムレンダを超える作品はこの先出てくるのかと思ってしまうほど、私はハマってしまいました。ぜひ興味が湧いた方はご覧になってください。

サマータイムレンダ / Summer Time Rendering / サマタイ / サマレン
8

アニメ サマータイムレンダは面白い

和歌山県の離島を舞台にしたSFサスペンスアニメです。
幼馴染の潮の死因が溺死ではなく、首に絞殺された痕があり他殺の可能性があるという一話目からこれは面白そうだな、と思いました。
さらに自分の影を見たものは死ぬという島に伝わる伝承「影の病」で影の存在に気づいてからは、友達が本物なのか影なのか疑心暗鬼になります。
前半は、伏線だらけで続きが気になってしょうがないです。

自分が死ぬとタイムリープするという力を利用して、何度も体当たりで立ち向かって行く姿は、ハラハラドキドキして目が離せないです。
タイムリープで未来を変えながら話が進んでいくので、時々あれどういうことだっけと、一話前から見たり巻き戻したり、内容を整理して納得しながら見進めました。
気づけばすっかりサマータイムレンダにはまっていました。

中盤あたりから、影について色々わかってきますが、どう解決するのか全然先が読めませんでした。
最後まで見て、結果がわかってから改めてもう一度見直したいと思えるハマれる面白いアニメです。

ホラー要素や残酷なシーンも結構ありますが、それより謎や話の続がきになります。
島の景色や海などのアニメーションが凄く綺麗で、ホラーシーンもそんなに怖い印象は受けませんでした。
声優さんもとても上手で、方言も聞いていて親しみを感じます。

サマータイムレンダ / Summer Time Rendering / サマタイ / サマレン
10

タイムリープ物の傑作の予感

少年ジャンプ+で2021年2月まで連載された漫画です。とある島を舞台にタイムリープ能力を手にした主人公と「影」と呼ばれる存在の戦いを描いた物語です。影により主人公や家族、知人らは、夏祭りの日に全員殺されてしまいます。その時の自身の「死」がトリガーとなりタイムリープ能力を発動させ、過去に戻ります。全滅までの猶予は3日間。主人公は未来を変えるために試行試行錯誤しながら奮闘します。敵の「影」は人間を瞬殺する力をもっており、一手行動を間違えるだけで主人公や仲間は殺されてしまいます。影の怖さに怯えつつも頭脳を駆使して未来を必死に変えようと奮闘する姿にハラハラし、先が気になる展開が続きます。仲間も魅力的なキャラクターが多くユーモアたっぷりに描かれています。それ故に死んでしまった時のショックは大きいです。
また主人公の能力には制約がありますが、それが物語の緊張感を一層高めています。ストーリーとキャラクターどちらもトップレベルです。時折作者から考察が提供されるのですが、それが更に謎を深め先を気にさせます。ややグロいシーンもありますが絵は綺麗で比較的読みやすいと思います。ミステリーやサウンドノベルゲームが好きなら間違いなくおススメの作品です。